【ダークモード】「実際どう?」目の疲れを減らせる知識まとめ

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各OSで実装されたのが2019年、いよいよダークモードに対応したWebサイト作りが意識されていますね。

当サイトもついにダークモードを実装し、ユーザー様のデバイス設定がサイトへ自動的に反映されるようになりました。
(設定アプリの画面設定から「ライト⇆ダーク」へと変更するとサイトへ瞬時に反映されます)

そのことを記念して、ダークモードがもたらす効果について、簡潔にまとめてみました。

テレワーク環境が定着を見せるなか、目にかかる負担はできるだけ減らしていきたいですよね。

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目にかかる負担を軽減させる方法まとめ

  1. ディスプレイの位置は目の高さに合わせるのがベスト
  2. 人工涙液やノングレア・ディスプレイを使用する
  3. 「20-20-20ルール」を活用する
  4. ダーク・モードはどう?目の疲れや負担を軽減できる?
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ディスプレイの位置は目の高さに合わせるのがベスト

パソコンやタブレットなどで作業するとき、ディスプレイ(画面)の位置は目の高さに合わせるのが最も良いと言われています。

机や台を利用して、高い位置にディスプレイを配置すると良いですね。

なお、目より高い位置にディスプレイがあると、目の乾燥がひどくなる可能性を含むようです。

人工涙液やノングレア・ディスプレイを使用する

反射を抑えるディスプレイやノングレアシートを画面に貼ると、目にかかる負担を軽減できます。(ブルーライトカット付きだと尚良いです)

目の乾燥を感じたなら、目薬などの人工涙液が役立ちます。

「20-20-20ルール」を活用する

「20-20-20ルール」とは、「20分おきに、20フィート(約6m)離れた場所を、20秒間眺める」というものです。

ディスプレイを見る時間が管理できるようになると、目にかかる負担が抑えられると言われています。

ダーク・モードはどう?目の疲れや負担を軽減できる?

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ここでは、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの専門家を始めとした5人の見解を見ていきたいと思います。

  1. 黒背景に白文字は効果があるわけではなさそう?
  2. パフォーマンス的には白背景に黒文字が良い?
  3. ダークモードは環境に合わせて使うと良さそう?
  4. ダークモードはバッテリー消費を軽減する?
  5. ダークモードにすると集中力が高まる?

黒背景に白文字は効果があるわけではなさそう?

人間とコンピューターの相互作用をロンドンで研究している教授アンナ・コックス氏は、ダークモードの性質について次のように主張しています。

黒の背景に白の文字という組み合わせが目の疲れを軽減するという確かな証拠を、わたしはまだ見たことがありません。

参照:人間とコンピューターの相互作用を研究している教授アンナ・コックス

パフォーマンス的には白背景に黒文字が良い?

心理学者のコシーマ・ピーペンブロックとスーザン・マイヤーが発表した研究論文があります。

これによれば、白背景に黒文字を使うほうが、正確性とパフォーマンスが高かったといわれています。

彼らの実験によって、被験者に視力検査と校正作業を行ってもらったところ、白背景に黒文字のほうが読む速度も速く、見つけた誤字脱字の数も多かったようです。

この原因について、明るい背景では文字を追うときに瞳孔が小さくなって、視力が上がることにあると研究者たちは考えました。

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一方で暗い背景の場合は、瞳孔が大きくなって文字に集中することが難しくなるようです。

当初は、高齢者であれば正反対の結果になると予測されていましたが、そうではないことが判明した様子です。

ただここには、ダークモードにするとアプリの利用時間が長くなる理由が含まれているかもしれません。文字が読みにくくなるため、文字を読むのに、より多くの労力と時間が必要になるからです。

ただし、羞明(強い光を受けた際に、不快感や眼の痛みなどを生じる症状)や円錐角膜の人、あるいは視力が著しく低下している人など、目が光に対して過敏に反応してしまう場合は、白い背景に黒い字のほうがいいかもしれません。

ダークモードは環境に合わせて使うと良さそう?

教授のアニーシャ・シンは次のように主張しています。

暗い部屋ではダークモードのような暗めの色のほうが不快感が少なく、アプリを長時間使いやすくなります。

参照:人間とコンピューターの相互作用を研究している教授アニーシャ・シン

ダークモードは暗い部屋だと目の不快感を少なくできますが、明るい部屋では逆に負担がかかるかも、ということですね。

ディスプレイが主な光源となるような薄暗い環境では、明るく輝く画面によって目の疲れは大きくなってしまいそうです。

また、「デバイス画面の明るさ設定」については、周囲の環境に合わせて調整することが勧められています。

画面を見ることで生じる目の負担は、周囲の状況によって変わりそうですね。

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ダークモードはバッテリー消費を軽減する?

これに関しては、スマートフォンのディスプレイの種類によって異なるようです。

まず、有機EL(OLED)ディスプレイでは、ダークモードにすればバッテリーの節約につながります。

有機ELではピクセルが個別に発光する仕組みのため、ディスプレイが黒になれば発光がオフになるからです。

一方で、バックライトを発光させる液晶ディスプレイでは、ディスプレイを黒にしても発光は止まらないため、このようなメリットはないそうです。

ちなみに、「iPhone X」は、有機ELを搭載したApple初のスマートフォンです。
また、サムスンの「Galaxy S10」やファーウェイの「Mate P30」も有機ELを採用しています。これらのスマートフォンであれば、ダークモードにするとバッテリーを節約できるでしょうね。

ダークモードにすると集中力が高まる?

「Apple」が macOS Mojave のダークモードを発表したときの謳い文句は、
「どんなときでも、目に優しく、気が散ることのない作業環境」というものでした。

実際のところどうなのでしょうか?

神経メカニズムを研究するユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの心理学教授ニリ・ラヴィー氏。

ラヴィー氏の実験(参加者に同じ画面を1時間以上見続けてもらうこと)によって判明したことは、

  • 黒い背景のほうが心に乱れを生じさせやすい
  • 白い背景はそれ自体で干渉を引き起こし、他の刺激からの干渉を減らせる

というものでした。

さて Twitter の方では、ダークモードを有効にしているユーザーのほうが、アプリに費やす時間が長くなることを発見しています。

しかしこれは集中力が増しているのではなく、ベッドで横になったまま画面を見るには、ダークモードのほうが不快感が少ないからかもしれないという見解です。

【おわりに】

ダークモードの効果については、まだまだ研究の余地が見られますね。

全OSへの普及を辿るなか、更なる情報に期待です。

参照:https://wired.jp/2019/10/05/dark-mode-chrome-android-ios-science/
人間とコンピューターの相互作用を研究している教授のアンナ・コックスと教授のアニーシャ・シン
神経メカニズムを研究している教授のニリ・ラヴィー
心理学者のコシーマ・ピーペンブロックとスーザン・マイヤー