文の構造 – Sentence Structure
主語と述語 – Subject & Predicate
主語 – Subject
文の主な話題や動作の主体。名詞や代名詞、名詞句で構成されることが多いです。
The cat is sleeping.
主語の役割
文の焦点となる存在。動詞や述語の意味が主語に基づいて変化する。
述語 – Predicate
主語に関する情報(動作、状態など)を述べる部分。動詞を中心に構成され、目的語や補語を伴うことがあります。
The cat is sleeping.
述語の役割
主語に関する行動や状態を説明。主語とともに文の基本構造を形成し、動詞を中心に構成されます。
無生物主語 – inanimate subject
参考動画:StudyIn英会話 https://www.youtube.com/watch?v=QSjt9XY06Q4
” Word Point “
Inanimate:「生命のない」「無生物の」。「animate(生命のある)」の反対語。
無生物主語について
メリット – advantage
感情を込めないため配慮ある伝え方になる
例
なぜあなたはそう思うの?
生物主語 :Why do you think so?
無生物主語:What makes you think so?
無生物主語は「何があなたをそうさせるの?」といった抽象的なニュアンスによって配慮ある伝え方になります。一方で生物主語では、相手を追い詰めるようなニュアンスが含まてしまいます。
無生物主語は、主語が「物」「概念」などの無生物である場合を指します。例えば、「疑問詞(Whatなど)」「物」「天気」「時間」などが主語として使われます。「人」「動物」のような生物をよく主語にする日本と違い、英語では特に無生物を主語として使うことが一般的です。
The book teaches you about history.
その本は歴史について教えてくれる
The rain stopped us from going out.
雨のせいで外出できなかった
This road leads to the city.
この道はその都市へ通じている
日本では無生物主語はあまり見られない表現
日本語では生物(人や動物など)が主語になることが多く、無生物が主語に使われる表現は少ないかと思います。例えば、英語では「The weather is nice today.(天気が良い)」のように、The weather(天気)が主語になりますが、日本語では「今日は天気が良い」と言い換えるため、無生物が主語に見えにくい…といった感じです。
気遣いできる日本人こそ、無生物主語を使った配慮ある伝え方をマスターしたいものですね!
無生物主語でよく使われる動詞
Take, Make, Bring, Lead など
Take(持って行く、連れて行く)
This airplane will take me to the U.S.
この飛行機は私をアメリカまで連れていってくれる
Make(〜させる)
The hot weather made me sweat.
この暑い気候が私に汗をかかせた
※ Make は目的語の後の状態にさせる形です。
Taka’s comment made me irritated. タカのコメントは私をイライラさせる
(目的語:me)
Lead(導く)
The map will lead us to the treasure.
この地図は私たちを宝まで導いてくれる
接続詞の文: If I use this map, I can get to the treasure.
無生物の文: The map will lead us to the treasure.
→ 比較すると無生物主語の文はスマートですね!
無生物主語の特徴
①原因を表す②手段や道具を表す③結果を導く④情報源から来る⑤時間や場所
① 原因を表す
The weather made me stay indoors.
→ 無生物主語 “The weather” が原因を表す
② 手段や道具を表す
This key opens the door.
→ 無生物主語 “This key” が手段を表す
③ 結果を導く
His words caused a misunderstanding.
→ 無生物主語 “His words” が結果を導く
④ 情報源から来る
This graph tells us we have to sleep over 12 hours.
→ “This graph” という情報源から来てる
According to this graph, we have to sleep over 12 hours.
このグラフによると人は12時間以上睡眠を取らなければならない
情報源から来る場合の動詞は tell, say, show などがよく使われる。
それぞれのイメージ
say 「○○な記事が言っている」
tell 「○○な記事が言ってくれている」
show「○○な記事が見せてくれている」
⑤ 時間や場所
One minute walk to the station will tire me so much.
駅までの1分間の徒歩は私をすごく疲れさせる
If I walk to the station for a minute, I get tired.
駅まで1分間歩くと、私は疲れる
When I walk to the station for a minute, I get tired.
駅まで1分間歩く時、私は疲れる
A minute walk will take you to the station.
1分の歩きがあなたを駅まで連れて行く
Your room reminds me of a bookstore.
あなたの部屋は本屋を思い出させる
構文 – Syntax
構文は文の構造を指します。
文型 – Sentence Patterns(SVOC)
文の種類 – Sentence types(平叙文、疑問文など)
句と節 – Phrase and Clause
形式主語 – Formal Subject
文型(SVOC) – Sentence Patterns
文型は、英文の構造を理解する上で重要な基礎です。SVOCを使った5つの文型があります。
https://jfruits.com/sentence-patterns
主語 | S: Subject |
動詞 | V: Verb |
目的語 | O: Object |
間接目的語 | O1: Indirect Object |
直接目的語 | O2: Direct Object |
補語 | C: Complement |
文型 | 構造 | 例文 |
---|---|---|
第1文型 | S + V | She runs. |
第2文型 | S + V + C | He is a teacher. |
第3文型 | S + V + O | She bought a car. |
第4文型 | S + V + O1 + O2 | He gave me a book. |
第5文型 | S + V + O + C | They made him happy. |
※この他にも例えば「Go!」といった1単語の文は主語が省略された形です。本来は「You go!」なので第1文型として考えても良いですし、文型の例外的な文として捉えても良いでしょう。
第1文型(S + V)
主語(S) + 動詞(V) のみで構成され、動詞は自動詞です。補語や目的語を必要としません。
意味: 主語が「動作する」ことを表します。
She runs.(彼女は走る)
Birds sing.(鳥が歌う)
The baby cried.(赤ちゃんが泣いた)
第2文型(S + V + C)
主語(S) + 動詞(V) + 補語(C) の構造。補語は主語を説明・補足します。動詞はbe動詞や状態動詞(seem, become など)がよく使われます。
意味: 主語が「どんな状態か」「どう変化するか」を表します。
He is a teacher.(彼は教師です)
The soup smells good.(そのスープはいい匂いがする)
She became angry.(彼女は怒った)
第3文型(S + V + O)
主語(S)+ 動詞(V)+ 目的語(O)の構造。動詞は他動詞で目的語を必要とします。
意味: 主語が目的語に「何をするか」を表します。
I love you.(私はあなたを愛しています)
She bought a car.(彼女は車を買った)
They play soccer.(彼らはサッカーをする)
第4文型(S + V + O1 + O2)
主語(S) + 動詞(V) + 間接目的語(Indirect Object) + 直接目的語(Direct Object) の構造。
意味: 主語が「誰に何を与えるか」や「誰に何をするか」を表します。
I told him the truth.(私は彼に真実を伝えた)
He gave me a book.(彼は私に本をくれた)
She sent her friend a letter.(彼女は友達に手紙を送った)
第5文型(S + V + O + C)
主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) + 補語(C) の構造。
目的語と補語は同一のものを指し、補語が目的語を説明・補足します。
意味: 主語が目的語を「どんな状態にするか」を表します。
The news made him sad.(そのニュースは彼を悲しくさせた)
They made him happy.(彼らは彼を幸せにした)
We call her Mary.(私たちは彼女をメアリーと呼びます)
第5文型(SVOC)は主観的な評価を伝えることが多いです。一方で接続詞 that 節(SVO that SV) は客観的な事実を述べる傾向にあります。
例:
- I found the book useful.(読んでみたら役に立つと感じた)→ 主観的
- I found that the book is useful.(その本が役に立つと知った)→ 客観的
文の種類 – Sentence types
平叙文や疑問文、命令文、感嘆文などがあります。
https://jfruits.com/sentence-types
平叙文 – Declarative Sentence
疑問文 – Interrogative Sentence
命令文 – Imperative Sentence
感嘆文 – Exclamatory Sentence
平叙文 – Declarative Sentence
最も一般的な文の形式。日常的な会話や文章で頻繁に使われる。
肯定文だけでなく、否定文も含まれる。
I don’t like tea.(私はお茶が好きではありません)
役割: 情報を伝えるための文
形: 主語 + 動詞(基本的な文型に従う)
終わり: ピリオド(.)で終わる
I like coffee.(私はコーヒーが好きです)
The sun rises in the east.(太陽は東から昇ります)
疑問文 – Interrogative Sentence
疑問文の語順は平叙文と異なり、助動詞や疑問詞が文頭に来る。
疑問文には2つの主な種類がある。
┗ Yes/No疑問文(答えが Yes か No になる質問)
┗ WH疑問文(具体的な情報を求める質問)
役割: 質問するための文。
形
┗ Yes/No疑問文: 助動詞またはBe動詞を文頭に置く。
┗ WH疑問文: 疑問詞(Who, What, Whereなど)を文頭に置く。
終わり: クエスチョンマーク(?)で終わる。
Yes/No疑問文
Do you like coffee?(コーヒーは好きですか?)
Is he at home?(彼は家にいますか?)
WH疑問文:
Where do you live?(どこに住んでいますか?)
What is your name?(名前は何ですか?)
命令文 – Imperative Sentence
相手に対して指示、命令、要請、助言、勧誘、依頼などを行う際に用いられる文の形式です。英語では主語を省略し、動詞の原形で始まるのが特徴です。
役割: 指示、命令、依頼、助言をするための文。
形: 動詞の原形で始まる。主語は省略されるのが一般的。
終わり: ピリオド(.)または感嘆符(!)で終わる。
補足
「Please」を使うと丁寧な言い方になります。
Please sit down.(どうぞ座ってください)
否定命令の場合は Don’t を用いる。
Don’t touch that.(それに触らないで)
Close the door.(ドアを閉めてください)
Please help me.(助けてください)
Don’t be late.(遅れないでください)
感嘆文 – Exclamatory Sentence
感嘆文は感情を強調するため、書き手や話し手の感情をよく反映する。
役割: 感情や驚きを表現する文。
形: 感嘆詞(What, Howなど)を用いるか、主語 + 動詞で感情を強調する。
終わり: 感嘆符(!)で終わる。
Whatを使った感嘆文
What a beautiful day!(なんて美しい日なんでしょう!)
What an amazing idea!(なんて素晴らしいアイデアなんだ!)
Howを使った感嘆文
How kind you are!(なんて親切なんでしょう!)
How beautiful she is!(なんて美しいんだ!)
感情を表す短い感嘆文
Wow!(わあ!)
Oh no!(ああ、いやだ!)
命令文の主語は「you」
主語は通常省略されているが、暗黙の主語は「you」となります。
疑問文と命令文の区別
命令文は動詞から始まるが、語尾がクエスチョンマーク(?)になれば疑問文になります。
命令文: Help me.(助けて)
疑問文: Can you help me?(助けてくれますか?)
感嘆文と平叙文の混同
感嘆文は感情を込めて強調しますが、平叙文は事実を述べるだけです。
感嘆文: What a surprise!(なんて驚きだ!)
平叙文: It is a surprise.(それは驚きだ)
句と節 – Phrase and Clause
句と節は英文法で文を構成する基本的な単位です。
https://jfruits.com/phrases-and-clauses
句と節の違い
項目 | 句(Phrase) | 節(Clause) |
---|---|---|
主語と動詞の有無 | 主語と動詞を含まない | 主語と動詞を含む |
文として成立するか | 文として成立しない | 独立節は文として成立するが、従属節はしない |
例 | on the table, to read books | I read books, because it rains. |
学習のポイント:
句は「主語と動詞がない」点が節との違いです。
節は、独立節は完全な文になるのに対し、従属節は他の文に依存する点に注意してください。
句
名詞句 – Noun Phrase、動詞句 – Verb Phrase、形容詞句 – Adjective Phrase、副詞句 – Adverbial Phrase、疑問詞句 – wh-questions、不定詞句 – Infinitive Phrase
句 – Phrase
定義: 主語(Subject)と動詞(Verb)を含まない語のまとまり。
役割: 文の一部として特定の意味を持つが、単独では完全な文として成立しない。
句には以下の種類があります。
名詞句 – Noun Phrase
動詞句 – Verb Phrase
形容詞句 – Adjective Phrase
副詞句 – Adverbial Phrase
疑問詞句 – wh-questions
不定詞句 – Infinitive Phrase
名詞句 – Noun Phrase
名詞として機能する句。
To read books is fun.(本を読むことは楽しい)
The big brown dog barked loudly.(大きな茶色の犬が大声で吠えた)
例:
To read books is fun.(本を読むことは楽しい)
The big brown dog barked loudly.(大きな茶色の犬が大声で吠えた)
動詞句 – Verb Phrase
動詞を中心とした句(助動詞や目的語を含むこともある)
動詞句は文の中で述語の役割を果たします。
形容詞句 – Adjective Phrase
形容詞句とは、形容詞が中心となって作られた句で、名詞や代名詞を修飾します。
例: very interesting など
【特徴】
名詞や代名詞の性質や状態、種類を説明する。
修飾する対象のすぐ近くに置かれることが多い。
句全体が形容詞の役割を果たします。
【例】
The book on the table is mine.
形容詞句: on the table
修飾対象: The book
訳: テーブルの上の本は私のものです。
She is a woman with great determination.
形容詞句: with great determination
修飾対象: a woman
訳: 彼女は大きな決意を持った女性です。
副詞句 – Adverbial Phrase
副詞句とは、副詞が中心となって作られた句で、動詞・形容詞・他の副詞、さらには文全体を修飾します。
例: in the park、with great speed など
【特徴】
動作の「時」「場所」「方法」「理由」などを説明する。
句全体が副詞の役割を果たします。
例:
He runs with great speed.
副詞句: with great speed
修飾対象: runs
訳: 彼は非常に速く走ります。
She arrived after the meeting ended.
副詞句: after the meeting ended
修飾対象: arrived
訳: 彼女は会議が終わった後に到着しました。
疑問詞句 – wh-questions
疑問詞句とは、質問を作るために使われる特定の語句のことです。質問する内容に応じて文の先頭に来ます。
疑問詞句を作るための疑問詞(wh-words)は、主に次のような言葉です。
疑問詞 | 意味 | 例 |
---|---|---|
What | 何、何の、何か | What is this?(これは何ですか?) |
Where | どこ | Where do you live?(どこに住んでいますか?) |
When | いつ | When is your birthday?(あなたの誕生日はいつですか?) |
Why | なぜ、どうして | Why are you sad?(なぜ悲しいのですか?) |
How | どうやって、どのように | How do you do this?(これはどうやってしますか?) |
Who | 誰 | Who is he?(彼は誰ですか?) |
Whose | 誰の | Whose book is this?(これは誰の本ですか?) |
Which | どちらの、どれ | Which do you prefer?(どちらが好きですか?) |
■ 疑問詞句の構造
疑問詞句は、疑問詞(wh-words)を使って、何かを尋ねるための構造を作ります。一般的に、疑問詞句は文の先頭に配置され、質問をする内容を明確にします。
【例】
例1: What(何)
What time is it?(今、何時ですか?)
例2: Where(どこ)
Where do you live?(どこに住んでいますか?)
例3: When(いつ)
When does the meeting start?(会議はいつ始まりますか?)
■ 疑問詞句の使い方
疑問詞句は、主に質問文で使われますが、時には名詞句や形容詞句としても使われます。以下例。
What time does the train arrive?
I don’t know what time the train arrives.
→ これらの文は What time(何時)が名詞句として使われている
■ 疑問詞句の語順
疑問詞句では、基本的に疑問詞(wh-word)が文の最初に来て、その後に動詞や主語、補語などが続きます。以下例。
What did you eat?
→ What(何)→ did(助動詞)→ you(主語)→ eat(動詞)
Where are you going?
→ Where(どこ)→ are(動詞)→ you(主語)→ going(動詞)
前置詞句 – prepositional phrase
前置詞句は前置詞を中心とし、その後に続く名詞や代名詞、名詞句が補足する形で構成される句です。形容詞や副詞のような役割を果たします。
【構造】
前置詞 + 名詞 / 代名詞 / 名詞句
前置詞: in, on, at, with, for, about, etc.
名詞や代名詞: 前置詞の目的語として使われる。
例:
in the room(部屋の中で)
on the table(テーブルの上に)
with her(彼女と一緒に)
■ 前置詞句 + 疑問詞句のフレーズ
“At what age did you start learning English?”
(何歳で英語を学び始めましたか?)
“At which station will you get off?”
(どの駅で降りますか?)
[似た構造のフレーズ]
At what time → 「どの時間に?」
At what time does the meeting start?
For what purpose → 「何の目的で?」
For what purpose is this meeting?
In which year → 「どの年に?」
In which year were you born?
形容詞句 – Adjective Phrase
名詞を修飾する句。
The house on the hill is beautiful.(丘の上の家は美しい)
A person full of kindness is admired.(親切にあふれる人は賞賛される)
副詞句 – Adverbial Phrase
動詞、形容詞、または他の副詞を修飾する句。
He drives with great care.(彼は非常に注意深く運転する)
She sang in a beautiful voice.(彼女は美しい声で歌った)
動詞句 – Verb Phrase
動詞を中心とした句。助動詞や目的語を含むこともある。
She is writing a letter.(彼女は手紙を書いている)
They have been waiting for an hour.(彼らは1時間待っている)
前置詞句 – Prepositional Phrase
前置詞を中心とする句。通常、形容詞または副詞として機能する。
The book on the table is mine.(机の上の本は私のものです)
He went to the park.(彼は公園に行った)
不定詞句 – Infinitive Phrase
不定詞句は、to + 動詞の原形 を基にした句であり、文中でさまざまな役割を果たします。主語や目的語などの 名詞句 として、名詞を修飾する 形容詞句 として、また動詞や形容詞を修飾する 副詞句として使われることが一般的です。不定詞句の役割は文脈に応じて柔軟に変化します。
動詞句全体: want to go to the park
不定詞句 : to go to the park
(動詞 “want” を補う)
例
want to
役割: 動詞 + 不定詞(動詞の原形)
意味: 「~したい」という意味で、欲求や希望を表す際に使います。
例文
I want to go to the park.
(私は公園に行きたい)
She wants to talk to you.
(彼女はあなたと話したい)
例
wanna
役割: want to の口語的短縮系
文法的な位置: want to と同じく、動詞句(Verb Phrase)の一部として使われ、同じように「~したい」という意味を持つが口語的な表現です。
例文:
I wanna go to the park.
(私は公園に行きたい)
Do you wanna come with me?
(一緒に来たい?)
節
主節 – Main Clause / 独立節 – Independent Clause
従属節 – Clause:名詞節 – Noun Clause、形容詞節 – Adjective Clause、関係詞節 – Relative clause、副詞節 – Adverbial Clause、条件節 – Conditional Clause、理由節 – Reason Clause、結果節 – Result Clause、目的節 – Purpose Clause、譲歩節 – Concessive Clause、間接疑問文 – Indirect Question
節は主語(Subject)と動詞(Verb)が含まれた語のまとまりです。文としての役割を果たすことができます。
節は「主節/独立節」と「従属節」に分けられます。
※主節は別名として独立節とも呼ばれます
主節 – Main Clause / 独立節 – Independent Clause
主語と動詞を持ち、単独で文として成立する節。
I like coffee.
私はコーヒーが好きです
She is reading a book.
彼女は本を読んでいます
従属節 – Dependent Clause
主節/独立節に付属して意味を成す節です。主語と動詞を持ちますが単独では文として成立しません。
従属節の種類
名詞節 – Noun Clause
形容詞節 – Adjective Clause
関係詞節 – Relative clause
副詞節 – Adverbial Clause
条件節 – Conditional Clause
理由節 – Reason Clause
結果節 – Result Clause
目的節 – Purpose Clause
譲歩節 – Concessive Clause
間接疑問文 – Indirect Question
名詞節:基本構造を示す節
形容詞節、関係詞節:修飾の役割をする節
副詞節:文全体を補足説明する節
条件節、理由節、結果節、目的節、譲歩節:副詞節を細分化した内容
名詞節 – Noun Clause
■ 基本構造を示す節
名詞節は名詞の役割を果たす節です。主語、目的語、補語などとして使われます。何かを表現するために必要な節です。
I know that he is busy.
私は彼が忙しいと知っています
What he said was surprising.
彼が言ったことは驚きだった
形容詞節 – Adjective Clause
■ 修飾の役割をする節
形容詞節は名詞を修飾する節です。形容詞のように名詞に関する情報を提供します。形容詞節は通常、関係代名詞(who, which, that など)で始まり、修飾する名詞とつながります。
The book that I bought is interesting.
私が買った本は面白い
She is the person who helped me.
彼女は私を助けてくれた人です
関係詞節 – Relative clause
■ 修飾の役割をする節
関係詞節は関係代名詞(who, which, that など)を使って、名詞を修飾する節です。名詞や代名詞を説明したり、特定したりするために使われます。
The woman who is sitting next to me is my aunt.
┗(woman を修飾しています)
The car that he bought is very expensive.
┗(car を修飾しています)
It’s raining heavily, which is why we decided to stay home.
大雨が降っている。それが理由で家にいることにした
副詞節 – Adverbial Clause
■ 文全体を補足説明する節
副詞節は動詞、形容詞、副詞を修飾する節です。副詞の役割を果たし、時間、場所、理由、条件、結果などを説明します。副詞節は通常、従属接続詞(because, when, if, while など)で始まります。
I stayed home because it was raining.
雨が降っていたので、家にいました
When the meeting ended, everyone left.
会議が終わったとき、みんなが去った
副詞節の細分化
副詞節は役割が広いため細分化されています。
細分化された副詞節
条件節 – Conditional Clause
理由節 – Reason Clause
結果節 – Result Clause
目的節 – Purpose Clause
譲歩節 – Concessive Clause
条件節 – Conditional Clause
条件節はある条件が満たされた場合に結果がどうなるかを示す従属節です。通常、if や unless を使って導かれます。
I will go to the park if it stops raining.
もし雨が止んだら公園に行きます
理由節 – Reason Clause
理由節は行動や出来事の理由を示す従属節です。通常、because、since、as などで導かれます。
I stayed home because it was raining.
雨が降っていたので家にいました
結果節 – Result Clause
結果節はある出来事が原因となった結果を示す従属節です。「so that」「such that」などで導かれます。
He ran so fast that he won the race.
彼はとても速く走ったのでレースに勝った
目的節 – Purpose Clause
目的節は何かを行う目的を示す従属節です。通常「so that」や「in order that」などで導かれます。
She studied hard so that she could pass the exam.
彼女は試験に合格できるように一生懸命勉強した
譲歩節 – Concessive Clause
譲歩節は対照的な条件を示す従属節です。通常「although」「even though」「though」などで導かれます。
Although it was raining, they went hiking.
雨が降っていたけれども、彼らはハイキングに行った
間接疑問文 – Indirect Question
間接疑問文は疑問文を直接的に尋ねる代わりに、他の文やフレーズに埋め込んで間接的に疑問を表現する文のことです。
間接疑問文のメリット
丁寧さが増す
間接疑問文は相手に対してより丁寧で礼儀正しい印象を与えます。直接的な表現は時に失礼に聞こえる場合があるため、間接的な表現を好む場面が多いです。
× What’s your name? (直接的で少しぶっきらぼうに感じる場合も)
○ Could you tell me what your name is? (柔らかく丁寧)
文脈に馴染む
間接疑問文は、会話や文章の中でスムーズに情報を求めたり表現したりできます。
自然な流れ
ネイティブスピーカーにとって、間接疑問文は会話をよりスムーズに進める方法のひとつです。特にフォーマルな場や初対面の相手に使われることが多いです。
間接疑問文の使い方
間接疑問文は主に以下のように使われます。
名詞節として使う
間接疑問文は名詞節として使われることが多いです。名詞節は文中で「主語」「目的語」「補語」などの役割を果たします。
┗ 主語として
What he said surprised everyone.
彼が言ったことはみんなを驚かせた
┗ 目的語として
I don’t know what time the train leaves.
私は列車が何時に出発するのか分かりません
┗ 補語として
The problem is how to solve this issue.
問題はこの問題をどう解決するかです
副詞節として使う
間接疑問文は副詞節としても使われ、動詞を修飾することがあります。
Let’s see how this works.
これがどのように動くか見てみよう
I will find out where she lives.
私は彼女がどこに住んでいるか調べます
間接疑問文の語順
間接疑問文では、疑問文でも主語が動詞の前に来ないという特徴があります。平叙文の語順で構成されます。
直接疑問文
What is your name?
あなたの名前は何ですか?
間接疑問文
Can you tell me what your name is?
あなたの名前が何か教えていただけますか?
間接疑問文の構造
間接疑問文は通常、以下のような構造を持ちます。
主文(メインの文) + 間接疑問文
主文には、質問を含んだ動詞が使われます(例: ask, know, wonder, tell, find out, explain など)。間接疑問文の中では、動詞が主語の前に来ない。
She asked what time the meeting starts.
彼女は会議が何時に始まるのか尋ねました
I wonder where he went.
私は彼がどこに行ったのか気になります
【間接疑問文の例】
I don’t know what to do.
解説: 直接的な質問をせず、「何をすべきか分からない」という意味になります。
Can you explain where she went?
解説: 直接的に尋ねるのではなく、間接的に「彼女がどこに行ったか説明できますか?」と聞いています。
Do you know how he solved the problem?
解説: 直接的な疑問文「How did he solve the problem?」を間接的に尋ねています。
形式主語 – Formal Subject
形式主語は、英語の文で主語の位置に「実際の主語」を置く代わりに、仮の主語として it や there を使う文法構造のことを指します。実際の主語はその後の文の中で補足的に示されます。
形式主語の役割
文を滑らかにする:主語が長すぎたり複雑な場合に、簡潔で分かりやすい文を作るために使用されます。
強調させるため:文の焦点を後半に置きたい場合に使われます。
形式主語の例
・It を使う場合
・There を使う場合
It を使う場合
「It」が形式主語として使われる場合、真の主語(実際の主語)は後に続く 不定詞句、動名詞句、または 節になります。以下は例文です。
It is important to study English.
形式主語: It
真の主語: to study English
訳: 英語を勉強することは重要です。
It seems that she is busy.
形式主語: It
真の主語: that she is busy
訳: 彼女が忙しいようだ。
There を使う場合
「There」が形式主語として使われる場合、主に「存在」を表す文で使われ、真の主語は「後続の名詞句」となります。以下は例文です。
There is a book on the table.
形式主語: There
真の主語: a book
訳: テーブルの上に本がある。
There are many people in the park.
形式主語: There
真の主語: many people
訳: 公園にたくさんの人がいる。
品詞 – Parts of Speech
単語をその役割や機能に基づいて分類する分野。
名詞 – Noun
代名詞 – Pronoun
動詞 – Verb
形容詞 – Adjective
副詞 – Adverb
前置詞 – Preposition
接続詞 – Conjunction
感嘆詞 – Interjection
品詞
名詞 – Noun
名詞は文中では主語、目的語、補語として使われます。「物、人、場所、概念、アイデア」などを表す言葉です。以下例。
物: book (本)、人: teacher (先生)、場所: city (都市)、概念: freedom (自由) など
代名詞 – Pronoun
代名詞は、名詞の代わりに使われる言葉です。繰り返しを避けたり、簡潔に表現するために使用されます。
種類と例:
人称代名詞: I, you, he, she, it, we, they
所有代名詞: mine, yours, his, hers, ours, theirs
指示代名詞: this, that, these, those
疑問代名詞: who, what, which
動詞 – Verb
動詞は、主語が行う動作や状態を示す言葉です。文の中核となり、時制や態によって形が変わります。
種類と例:
動作を表す: run (走る), eat (食べる)
状態を表す: be (~である), seem (~のように見える)
助動詞: can, will, must など
Be 動詞、一般動詞、助動詞、自動詞、他動詞、両用動詞、句動詞、使役動詞、連結同士(リンク動詞)、知覚動詞など
https://jfruits.com/verb
Be 動詞 – Be verb
一般動詞 – Action verbs
助動詞 – Auxiliary verbs
自動詞 – Intransitive Verb
他動詞 – Transitive Verb
両用動詞 – Transitive and Intransitive Verb
句動詞 – Phrasal verb
使役動詞 – Causative Verb
連結動詞 – Linking Verb
知覚動詞 – Perception Verb
Be 動詞 – Be Verb
Be動詞は「状態・存在」を表します。
He is smart.(彼は賢い:状態)
He’s in his room.(彼は部屋にいる:存在)
英文は「主語+動詞」が必須なので、一般動詞(物理的な動作や心理的な動作を表す)が当てはまらない英文のとき、Be動詞を使うと良いでしょう。
一般動詞 – Action Verb
動作や状態を表す動詞です(run, eat, think)。「be動詞(am, is, are)」や「助動詞(can, will)」と区別されます。
時制(現在形、過去形など)や主語に応じて変化します。
play, eat, run, sleep, think
I play soccer.(私はサッカーをする)
She runs every morning.(彼女は毎朝走る)
助動詞 – Auxiliary Verb
動詞の意味を補助する動詞です。
can, will, must, may, might など
may
may は「現在・未来の高い可能性」または「許可を表す」
might
might は「現在・未来の低い可能性」また「過去の可能性を表す」
自動詞 – Intransitive Verb
目的語を必要としない動詞です。この動詞だけで文が成り立ちます。
sleep, go, arrive など
特徴
主語が動作を行い、それが主語にとどまる。
動作の対象が不要で、動詞だけで文が意味を持つ。
She sleeps. (彼女は眠る)
The baby cries. (赤ちゃんが泣く)
They arrived late. (彼らは遅く到着した)
注意
前置詞句や副詞が加わることはありますが、それは目的語ではありません。
例: She sleeps in the bedroom.
→ 「in the bedroom」は場所を表す補足情報。
他動詞 – Transitive Verb
目的語を必要とする動詞です。動詞の動作が誰かや何かに及ぶ必要があります。
eat, love, build など
特徴
主語が動作を行い、その対象(目的語)が存在します。
目的語がないと文が不完全になります。
例文
She reads a book.(彼女は本を読む)
He loves his dog.(彼は自分の犬を愛している)
They built a house.(彼らは家を建てた)
注意点
他動詞を使う場合、必ず目的語が必要です。目的語がないと意味が曖昧になります。
✖ She reads.(彼女は読む) → この場合「何を読むのか?」が分からないため不完全。
両用動詞 – Transitive and Intransitive Verb
両用動詞は自動詞にも他動詞にもなります。
例文
自動詞: The bell rings. (鐘が鳴る)
他動詞: He rings the bell. (彼は鐘を鳴らす)
自動詞: She runs fast. (彼女は速く走る)
他動詞: She runs a business. (彼女はビジネスを運営している)
自動詞・他動詞を見分けるポイント
・辞書で確認
動詞が自動詞か他動詞か、または両方かは辞書に必ず記載されています。
「[I]」→ 自動詞 (Intransitive)
「[T]」→ 他動詞 (Transitive)
・目的語が必要か判断する
動詞の後に 「誰に」「何を」 が必要なら他動詞。
不要で文が成り立つなら自動詞。
・文の意味が成立するか確認
✖ She eats. → 不完全(何を食べるのか?)
✔ She eats breakfast. → 完全(目的語が補足される)
自動詞と他動詞の使い分けに注意
自動詞なのに目的語を取らない
✖ He sleeps a bed. → 「sleep」は自動詞なので目的語は取れません
✔ He sleeps on the bed. → 前置詞句を使う
他動詞なのに目的語を省略しない
✖ I drink. → 他動詞「drink」には目的語が必要(例外的に「省略」が許される場合あり)
✔ I drink water. → 正しい使い方
句動詞 – Phrasal Verb
動詞と副詞や前置詞(またはその両方)が組み合わさり、独自の意味を持つ表現を指します。日常英語でよく使われますが、直訳では意味が分からないことも多いため、学ぶのに工夫が必要です。
句動詞の構造
動詞 + 副詞
例:
give up(諦める)
stand up(立ち上がる)
動詞 + 前置詞
例:
look after(世話をする)
run into(偶然出会う)
動詞 + 副詞 + 前置詞
例:
put up with(我慢する)
get along with(仲良くやる)
句動詞のポイント
分離可能な句動詞
副詞が含まれる句動詞の中には、目的語を間に挟むことができるものがあります。
例: turn off the light → turn the light off
ただし、目的語が代名詞の場合は必ず動詞と副詞の間に置きます。
例:
turn it off(正しい)
turn off it(間違い)
分離できない句動詞
前置詞が含まれる句動詞は、通常分離できません。
例:
look after the baby(正しい)
look the baby after(間違い)
よく使われる句動詞
pick up(拾う、迎えに行く)
I’ll pick you up at 7.(7時に迎えに行くよ)
put off(延期する)
Let’s put off the meeting.(会議を延期しよう)
break down(故障する)
My car broke down on the way home.(帰り道で車が故障した)
get over(克服する)
She got over her fear of heights.(彼女は高所恐怖症を克服した)
run out of(使い果たす)
We ran out of milk.(牛乳を切らした)
学習のコツ
意味を丸ごと覚える
句動詞は個々の単語の意味だけで理解しようとせず、フレーズ全体の意味として覚えるのが効率的です。
文脈で学ぶ
句動詞は実際の会話や文章の中で使われることが多いため、例文をたくさん読んで学ぶとよいでしょう。
カテゴリーごとに覚える
例えば、「移動に関連する句動詞」や「感情を表す句動詞」などテーマ別にまとめて覚えるのもおすすめです。
使役動詞 – Causative Verb
使役動詞は、他の人に何かをさせるという意味を表す動詞です。
let, make, have など
主な使役動詞 let, make , have, get
let
意味:「〜させる」「〜を許す」他の人に何かをさせること、許可することを表します。(「〜させてあげる」というニュアンスが一番近いかもしれません)
役割: 使役動詞として使うとき、主語が他の人に何かを「させる」または「許可する」ことを示します
構文: 「let + 人 + 動詞の原形」
let の後に目的語(人)が来て、その後ろに動詞の原形が続きます。
Let me go.(私を行かせてください)
I let him go to the party.
(私は彼がパーティーに行くのを許した)
She let me borrow her book.
(彼女は私に彼女の本を借りさせてくれた)
Don’t let him eat too much.
(彼に食べ過ぎさせないで)
注意点
使役動詞の let は許可を与えるという意味合いが強いですが、強制的に何かをさせるわけではありません。また、let は他の使役動詞(make や have など)と違って動詞の原形で使います。make や have は通常、動詞の原形の前に to を付けずに使いますが、let の場合は to は不要です。
make
意味: 強制的にさせる
He made me clean the room.
彼は私に部屋を掃除させた
have
意味: 頼んで~させる、(自然に)そうなるようにする
I’ll have him call you later.
彼に後で電話させます
※ make, let, have は基本的に後ろに動詞の原形を取ります。
例: She made me cry.
get
意味: 説得して~させる
I got her to help me.
彼女に手伝ってもらった
※ get は基本的に後ろは to + 動詞の原型です。
準使役動詞(類似の役割を果たすもの)
以下の動詞は使役のニュアンスを持つ場合があります。
help
意味: 助けて~させる
例: She helped me finish the project.
(彼女は私がプロジェクトを終えるのを手伝った)
cause
意味: ~を引き起こす、~させる
例: His mistake caused the project to fail.
(彼のミスがプロジェクトの失敗を招いた)
force
意味: 無理やり~させる
例: They forced him to apologize.
(彼らは彼に謝罪させた)
allow
意味: 許可して~させる
例: My parents allowed me to stay out late.
(両親は私が遅くまで外出するのを許した)
permit
意味: 許可する
例: They permitted us to take photos.
彼らは私たちに写真を撮ることを許可した
get, cause, allow, permit は後ろに to + 動詞の原形 を取ります。
例: I got him to join us.
連結動詞 – Linking Verb
主語と補語を結びつける動詞。(別名:リンク動詞(copula verb))
例: be, seem, become
She is happy.
He became a doctor.
知覚動詞 – Perception Verb
感覚や知覚を表す動詞。
例: see, hear, feel
I saw him run.
I heard the music.
形容詞 – Adjective
形容詞は名詞を修飾する品詞です。ただ、形容詞が動詞や不定詞などを修飾する「形容詞の副詞的用法」も存在します。
beautiful, fast など
※修飾とは何かをより細かく説明することです。
名詞や代名詞を修飾して、その性質や状態、量、種類などを表す語です。
形容詞の基本的な役割
名詞を修飾する
She has a beautiful dress.
(彼女は美しいドレスを持っています)
I saw an old house.
(私は古い家を見ました)
補語として使う(主語や目的語の状態を説明)
The sky is blue.
(空は青い)
This book makes me happy.
(この本は私を幸せにする)
形容詞の位置
1. 形容詞が名詞の前にくるパターン(基本ルール)
① 名詞の前に置く(限定用法)。順番は形容詞 + 名詞
例:
A red apple(赤いリンゴ)
2. 形容詞が名詞の後にくるパターン
① 補語として使う場合は名詞の後に置く(叙述用法)
主語 + be動詞 + 形容詞
例:
The apple is red.(そのリンゴは赤い)
This idea sounds interesting.(このアイデアは面白そうだ)
② 形容詞が「-thing / -one / -body / -where」などの後にくる場合
something / anything / nothing / someone / somewhere + 形容詞
例:
something important(重要なこと)
somewhere quiet(静かな場所)
nothing special(特別なものは何もない)
③ 形容詞が「感嘆文」や「強調構文」で後ろにくる場合
感嘆文では、名詞の後に形容詞がくることがあります。
例:
What a flower beautiful!(なんて美しい花なんだ!) ※文法的には正しくないが、詩的表現で使われることがある
The stars visible tonight are amazing.(今夜見える星は素晴らしい)
④ certain 名詞 + 形容詞(フランス語由来の表現)
フランス語の影響を受けた表現では、形容詞が名詞の後ろにくることがある。
例:
the president elect(次期大統領)
the proof absolute(絶対的な証拠)
3. 上記以外のパターン
① 後置修飾する形容詞句・形容詞節
名詞 + 形容詞句(または形容詞節)
例:
The person responsible for this project is absent.
(このプロジェクトに責任がある人は不在だ)
The car parked outside is mine.
(外に停まっている車は私のものだ)
この場合、単なる形容詞ではなく「形容詞+前置詞句」や「分詞(現在分詞・過去分詞)」が名詞を修飾しています。
② 叙述用法のみの形容詞(後ろにしか置けない形容詞)
一部の形容詞は、必ず名詞の後ろに置かれる ものがあります。
例:
alive(生きている)
The fish is alive.(その魚は生きている)
❌ an alive fish(この形は誤り)
asleep(眠っている)
The baby is asleep.(赤ちゃんは眠っている)
❌ an asleep baby(誤り)
afraid, glad, alone, alike, ill なども同様に名詞の前には置けない。
まとめ
形容詞の位置 | 例 | 説明 |
名詞の前 | a beautiful flower | 一般的な形容詞の位置 |
be動詞の後ろ | The flower is beautiful. | 補語(述語的用法) |
フランス語由来の表現 | the president elect | 「次期大統領」など特定の表現 |
-thing / -one の後 | something important | 「何か重要なこと」など |
感嘆文など | What a girl beautiful! | 詩的な表現(あまり一般的ではない) |
形容詞句(分詞含む) | The car parked outside | 分詞・形容詞句が後ろから修飾 |
後ろにしか置けない形容詞 | The baby is asleep. | alive, asleep, afraid など |
形容詞の種類
- 性質や状態を表す形容詞
例: big, small, beautiful, happy, sad - 数量を表す形容詞
例: many, few, several, some, any - 所有を表す形容詞
例: my, your, his, her, our, their - 形状や形を表す形容詞
例: round, square, long, short - 起源・出身を表す形容詞
例: Japanese, American, French - 序数や順序を表す形容詞
例: first, second, last
単語に接尾辞をつけると形容詞化できる
例えば、単語に「〜に関する」「〜の性質を持つ」という意味を付加したい場合は -ic(形容詞化)をつけます。
ocean(名詞) + -ic → oceanic(形容詞)
「海洋の」「海に関する」
hero → heroic(英雄 → 英雄的な)
atom → atomic(原子 → 原子的な)
history → historic(歴史 → 歴史的な)
形容詞の比較級・最上級
形容詞は、程度を比較するために変化形を持ちます。
1音節または一部の2音節の形容詞
比較級: -erを付ける
tall → taller
最上級: -estを付ける
tall → tallest
2音節以上の形容詞
比較級: more + 形容詞
beautiful → more beautiful
最上級: most + 形容詞
beautiful → most beautiful
不規則変化
good → better → best
bad → worse → worst
形容詞の順序
英語では、複数の形容詞を使うときに順序があります。以下の順序で並べるのが一般的です。
- 数量: one, two, many
- 意見: lovely, amazing
- 大きさ: big, small
- 年齢: old, new
- 形状: round, square
- 色: red, blue
- 起源・出身: Japanese, American
- 材料: wooden, metal
- 目的: sleeping (bag), racing (car)
例:
A beautiful small old round red Japanese wooden box.
形容詞を使った表現の例
名詞を修飾
┗ She has a cute little puppy.
補語として使う
┗ He seems tired.
比較級
┗ This book is more interesting than that one.
最上級
┗ That was the best movie I’ve ever seen.
形容詞の副詞的用法
形容詞は基本的に名詞を修飾しますが、動詞や不定詞などを修飾する場合もあります。これを「形容詞の副詞的用法」と呼びます。例えば「Good to know」(良いことを知った)の場合、形容詞「good」は不定詞「to know」を修飾しています。
例:
形容詞が不定詞(動詞)を修飾
It’s good to know.(知っておくことが良い)
形容詞が名詞を修飾
A good book.(良い本)
形容詞の学び方のコツ
ペアで覚える
反対語を一緒に学ぶ
big / small, happy / sad
頻出の形容詞に集中
日常会話や文章でよく使われるものから覚える
good, bad, new, old
実際の文脈で練習する
フレーズや例文の中で形容詞を使う練習をする。
冠詞 – Article
① 特定のものは the をつける
話し手と聞き手の両方が「どれかわかる」なら the を使う
初めて話題に出すときは a/an、2回目以降は the に変わる
【例】
- I saw a cat yesterday.(昨日、ネコを見たよ)← どのネコかわからないから “a”
- The cat was very cute.(そのネコはとてもかわいかった)← 2回目なので “the”
具体的なものを指すときも “the”
- Can you pass me the salt?(その塩を取ってくれる?)
→ どの塩かわかっているから the - I live near the station.(私は駅の近くに住んでいます。)
→ その町に「駅は1つしかない」と考えられるから the
② 可算名詞か不可算名詞かを見極めるポイント
基本的には「数えられるかどうか」を考える!
- 具体的な形がある → 可算名詞!
- apple(リンゴ)、dog(犬)、book(本) など
- → a/an や 複数形 (-s) をつけられる!
- 形がない・量で測るもの → 不可算名詞!
- ✅ water(水)、music(音楽)、rice(米)、advice(助言) など
- → a/an をつけられない!複数形もNG!
【見極めのコツ】
- “one/two/three” をつけられる? → つけられたら可算名詞!
- ✅ one apple, two books → 可算名詞!
- ❌ one water, two musics → 不可算名詞!
- “a/an” をつけられる? → つけられたら可算名詞!
- ✅ a banana, an idea → 可算名詞!
- ❌ a rice, an advice → 不可算名詞!
✅ 例外もある!
- coffee(コーヒー)、tea(お茶) などは不可算だけど、
→ “a coffee”(コーヒー1杯)みたいに「容器や単位」を意識すると可算になる!- ✅ I ordered a coffee.(コーヒーを1杯頼んだ)
まとめ!
✔ 特定の可算名詞には “the” をつける!
✔ 数えられるかどうかで可算・不可算を判断!
✔ “one/two” や “a/an” をつけられたら可算名詞!
✔ 不可算名詞も「単位(a cup of coffee)」をつければ可算名詞になることがある!
- a → 「どこでもいい、特定のものではない」 → 不特定のものや初めて登場するもの
- the → 「みんなが知っている、共通認識があるもの」 → 何かを具体的に指す時や一般的に知られているもの
例えば、I need to go to the restroom. の場合、「the restroom」 は特定の場所に行くわけではないけれど、みんなが「トイレ」という場所を知っているから、「the」 を使う。
副詞 – Adverb
副詞は名詞以外を修飾する品詞です。
quickly, very , really, so など
※修飾とは、何かをより細かく説明することです。
接尾辞 -ly をつけると副詞を作成できる
quick(速い) → quickly(速く)
happy(幸せな) → happily(幸せに)
main(主な) → mainly(主に)
※(注)ただし、すべての形容詞が ly を付けることで副詞になるわけではありません。例外もあります。
形容詞と副詞の形が同じもの
fast(速い / 速く)
hard(難しい / 一生懸命に)
ly が付く形容詞も存在
friendly(親しみやすい)→これは形容詞のままです。
副詞の ly は「~に」というニュアンスが多いですね!
複数の副詞がある場合の順番
動詞を修飾する複数の副詞が1文に出てくるとき、以下の順序に従います。
「Manner(方法) → Place(場所) → Time(時間)」
She danced gracefully in the park yesterday.
彼女は昨日、公園で優雅に踊った
Be動詞 + 副詞の組み合わせ
Be動詞 + off
Be動詞 + off には「出発する」「休み」という意味があります。
I’m off today.
私は今日は休みです
Off には「離れる」というイメージも含まれます。
I’m off to work.
仕事に行くね
OK! I’m off.
もう行くね!(誰かと一緒にいるとき)
off はカジュアルな言い方なので、丁寧な場では going の方が良い場合もあります。
丁寧:I’m going to school.
カジュアル:I’m off to school.
Be動詞 + out
be動詞と合わさると「外にいる状態」「出現」といったイメージ
The sun is out. 太陽が出てる
The moon is out tonight. 今夜は月が出てる
She’s out. 彼女は外出中です
逆の in だと?
Are you joining the game?”
“Yes, I’m in!”
(ゲームに参加する? / はい、参加します!)
Are you home?”
“Yes, I’m in.”
(家にいるの? / うん、中にいるよ。)
Be動詞 + up
be動詞 + up は「上に上がる」や「時間が尽きてる」ようなイメージ
Time is up.
時間の縦ゲージが上に上がり続けて限界に達したようなイメージからきている。
前置詞 – Preposition
前置詞は名詞や代名詞などと結びつき、その語との関係(場所、時間、方向、方法、原因など)を表す品詞です。
in, on, at など
文法上、前置詞の後にくる語句を「前置詞の目的語」と呼び、通常は名詞・代名詞・動名詞(動詞のing形)が続きます。
前置詞の一覧
参考動画: https://www.youtube.com/watch?v=JF81XyZi6PU
on は「接触」しているイメージです。
例1
Your book on the desk.
あなたの本は机の上にあります
The clock is on the wall.
時計が壁にあります
例2
John is on holiday.
ジョンは休暇中です
「ジョン」と「休暇」を on で接触させて「休暇中」という意味になる
She’s on night duty.
彼女は夜勤中です
「彼女」と「夜勤」をonで接触させて「夜勤中」という意味になる
例3
The company puts pressure on him.
会社が彼に圧力をかけている
「圧力」と「彼」をonで接触させて「彼に圧力をかけている」という意味になる
Government imposed tax on cigarettes.
政府がタバコに税をかけた
「タバコ」と「税」をonで接触させて「タバコに税がかかっている」という意味になる
方法の on
She’s on the plane.
彼女は飛行機に乗っている
「彼女」と「飛行機」をonで接触させて「彼女は飛行機に乗っている」という意味になる
He’s on the bike.
彼はバイクに乗っている
「彼」と「バイク」をonで接触させて「彼はバイクに乗っている」という意味になる
※空間が狭い乗り物には注意
車やタクシー、小さなボートなどの乗り物は空間が狭いため、空間に包まれている感じがするので on よりも in の方がしっくりくる
時間の on
on Monday.
時間は at をよく使うが、曜日はなぜ on を使うのか。
曜日はカレンダーと繋がっているので on を使うイメージ。
接続詞 – Conjunction
接続詞は、語、句、節をつなげる役割を持つ品詞です。文や文章の中で情報を整理したり、関係を明確にするために使われます。接続詞にはいくつかの種類があり、それぞれ役割が異なります。
and, because, if, that など
等位接続詞、従属接続詞、相関接続詞
接続詞の種類
接続詞は大きく分けて以下の3つに分類されます。
等位接続詞 – Coordinating Conjunctions
従属接続詞 – Subordinating Conjunctions
相関接続詞 – Correlative Conjunctions
等位接続詞 – Coordinating Conjunctions
対等な要素(語、句、節)を結びつけます。英語の等位接続詞は次の7つが代表的です(FANBOYS と覚えると良いでしょう)。
For(理由)
And(追加)
Nor(否定の追加)
But(対比)
Or(選択)
Yet(意外性のある結果)
So(結果)
例
I was tired, for I had worked all day.(私は疲れていた。というのも、一日中働いていたからだ)
He is very kind, and everyone likes him.(彼はとても親切なので、みんなから好かれています)
I don’t like coffee, nor do I like tea.(私はコーヒーが好きではなく、お茶も好きではありません)
She was tired, but she finished her work.(彼女は疲れていたが、仕事を終えた)
You can take a bus, or you can walk.(バスに乗ることもできるし、歩くこともできます)
I was very tired, yet I couldn’t sleep.(私はとても疲れていたのに、眠れませんでした)
I was very tired, so I went to bed early.(私はとても疲れていたので、早く寝ました)
従属接続詞 – Subordinating Conjunctions
・主節と従属節を結びつけ、主従関係を作ります。
・主に時間、理由、条件、目的などを表します。
代表的な従属接続詞
時間: when, while, before, after, since, until
理由: because, as, since
条件: if, unless, provided that
目的: so that, in order that
対比: although, though, even though, whereas
例
I stayed home because it was raining.(雨が降っていたので、家にいました)
She will call you when she gets there.(彼女がそこに着いたら電話します)
I’ll go out if it stops raining.(雨が止んだら外出します)
She kept working even though she was tired.(彼女は疲れていたにもかかわらず、働き続けました)
接続詞の that(名詞節を導く)
「~ということ」と訳せる。主語+動詞を含む節(名詞節)を導く。
I like that you always help me.
(あなたがいつも助けてくれるのが好きです)
that の後ろは you always help me(主語+動詞) → 名詞節
相関接続詞 – Correlative Conjunctions
ペアで使い、2つの要素を結びつけます。
代表的な相関接続詞:
both … and …(…も…も)
either … or …(…か…か)
neither … nor …(…も…ない)
not only … but also …(…だけでなく…も)
例
Both my sister and I love pizza.(私も妹もピザが大好きです)
You can have either coffee or tea.(コーヒーか紅茶のどちらかを選べます)
Either you apologize, or I will leave.(君が謝るか、さもなければ私は帰ります)
Not only does she sing, but also she dances.(彼女は歌うだけでなく、踊りもします)
接続詞の使い方と注意点
カンマの使用
等位接続詞で2つの独立した節をつなぐ場合、接続詞の前にカンマを置きます。
例: I wanted to go , but it was too late.
従属接続詞の位置
従属節が文頭に来る場合は、従属節の後にカンマを置きます。
例: Because it was raining , we stayed home.
従属節が後ろに来る場合はカンマを置きません。
例: We stayed home because it was raining.
相関接続詞は対の要素を一致させる
文法構造が一致していないと不自然になります。
例:
正しい: She is not only smart but also kind.(彼女は賢いだけでなく優しい)
誤り: She is not only smart but kindness.
対の要素とは、相関接続詞によって結ばれる「2つの並列構造を持つ部分」を指します。
上記の例では、 smart と kind が対の要素です。
接続詞の学び方
頻出接続詞から覚える
and, but, because, if など、日常的によく使う接続詞を優先的に学ぶ。
例文で覚える
単語単独ではなく、例文を通して意味と使い方を理解する。
自分で文を作る練習をする
自分の日常に関連する文章で接続詞を使う練習をする。
感嘆詞 – Interjection
感嘆詞とは、話し手の感情や反応を短い言葉で表現する品詞です。
驚き、喜び、怒り、悲しみ、痛み、賛成など、さまざまな感情を簡潔に伝えるために使われます。
Wow! Oh! など
感嘆詞の特徴
- 文法的に独立している
感嘆詞は他の文の要素と直接関係せず、単独で使われることが多い。 - 感情や反応を強調する
主に話し言葉やカジュアルな文章で使われますが、詩や物語にも登場します。 - 感嘆符(!)を伴うことが多い
感情の強さに応じて使われます。ただし、感嘆符がなくても使える場合もあります。
感嘆詞の種類と例
驚きや感動、喜び、悲しみや痛み、怒りや不満、同意や賛成、拒否や否定、呼びかけ、擬音的
驚きや感動を表す
Wow!(わあ!)
Oh!(おお!)
Ah!(ああ!)
Oh my God!(なんてことだ!)
喜びを表す
Yay!(やった!)
Hurray!(万歳!)
Woohoo!(うわーい!)
悲しみや痛みを表す
Oh no!(ああ、なんてこと!)
Ouch!(痛い!)
Alas!(ああ、悲しい!)
怒りや不満を表す
Ugh!(うわ、嫌だ!)
Grr!(怒りを示す擬音)
Hey!(こら!)
同意や賛成を表す
Yes!(はい!)
Yeah!(そうだね!)
Right!(その通り!)
拒否や否定を表す
No!(いいえ!)
Nah!(いや、違うね!)
呼びかけを表す
Hello!(こんにちは!)
Hey!(おい!)
Hi!(やあ!)
擬音的な表現
Bang!(バーン!)
Boom!(ドーン!)
Zap!(ビシッ!)
間投詞 – interjection
間投詞とは、文の中で独立して使われる言葉や表現で、感情や反応を表すために使われます。間投詞は、文法的に他の要素と結びつくことなく、瞬間的な感情や意見、強調を表現します。
例:
- Oh! (驚きや喜び)
- Wow! (驚き)
- Ouch! (痛み)
- Hmm… (考えているとき)
- Oops! (失敗したとき)
- Hey! (呼びかけや驚き)
- Ugh! (嫌悪や不満)
- Period(以上や終わりという意味)
間投詞は通常、感情的な反応や即時の意図を示すために使われ、文の一部として扱われることは少ないです。また、間投詞は文の途中や文の終わりに使われることが多いです。
たとえば、“Period!” という表現では、話し手が「これで終わり」と強調したり、決定を固めたりする意味で使われます。
時制と態 – Tense & Voice
動詞の形や使い方に基づき、時間や主語・目的語の関係を示す分野。
時制 – Tense
現在形 – Present Tense
過去形 – Past Tense
未来形 – Future Tense
完了形 – Perfect Tense
現在形 – Present Tense
I eat.
三人称単数現在形 – Third-person singular present
基本ルール
主語が三人称単数(he, she, it など)で、現在形の一般動詞を使うとき、動詞に s / es をつける。
変化のパターン
1. 基本は “s” をつける → play → plays, read → reads
2. 語尾が s, sh, ch, o, x の場合 “es” → watch → watches, go → goes
3. 子音 + y の場合 “y → ies” → study → studies, carry → carries
4. 母音 + y の場合はそのまま “s” → play → plays, say → says
例文
• He likes coffee.(彼はコーヒーが好き)
• She goes to school.(彼女は学校に行く)
• It watches the bird.(それは鳥を見ている)
過去形 – Past Tense
I ate.
過去形 -ed の発音ルール
-ed の発音は3種類
- /t/ → 無声音(p, k, f, s, sh, ch, x)の後
- watch → watched /wɒtʃt/
- fix → fixed /fɪkst/
- laugh → laughed /læft/
- /ɪd/ → t, d の後(-ed を別音節として発音)
- want → wanted /ˈwɒntɪd/
- need → needed /ˈniːdɪd/
- /d/ → 有声音(母音, r, l, v, m, n, g, z など)の後
- play → played /pleɪd/
- clean → cleaned /kliːnd/
- call → called /kɔːld/
※ 有声音の数とその音になるパターンが多いので、「子音かどうか」「t,d かどうか」以外を有声音として捉えるのもアリ!
動詞の語尾が Y のルール
動詞の語尾 | 過去形のスペル | 発音 (-ed の音) | 例 |
子音 + Y | y → ied | /d/ | carry → carried /ˈkærid/, study → studied /ˈstʌdid/ |
母音 + Y | ed | /d/ | play → played /pleɪd/, enjoy → enjoyed /ɪnˈdʒɔɪd/ |
Y の前の「子音」「母音」によって「ied」「ed」に変わるけど発音は同じ!
未来形 – Future Tense
I will eat.
Will と Be going to の違い
参考動画: https://www.youtube.com/watch?v=T5OqKjXn0Y0
大まかなニュアンスはそれぞれ以下の通り
will :「主観的、感情的」
be going to:「客観的」
ここでは3つのシチュエーションを例に挙げます。
- 予想
- 予定
- 強い意思
1.予想
will は自分の意見や過去に体験したことをベースに予想して、さらに自分の感情や期待が乗る感じ。
be going to は事実や根拠があった上での予想。
例
彼女はあなたのジョークには笑わないよ
She will not laugh at your jokes.
┗ 笑わないだろうと期待しているニュアンス
She is not gonna (going to) laugh at your jokes.
┗ 笑わない根拠があるニュアンス
2.予定
will:その場で予定を決めるとき
be going to:元々決まっていたことに対して使う
3強い意思
will:強い意思を表す時
be going to:予定を伝える
(例)
私は彼に伝えるつもりです。
I’ll tell him.
┗ 自分の気持ちを彼に伝えることを知らせるニュアンス
I’m gonna (going to) tell him.
┗ 彼に伝えることが事務的であることを知らせるニュアンス
マリオカートであなたをぶっつぶすつもりです
I will crush you in MarioKart.
┗ ぶっつぶすつもりでいることを主観的に言うニュアンス
I’m gonna crush you in MarioKart.
┗ ぶっつぶすことを果たし状として申し込むかのように言うニュアンス
完了形 – Perfect Tense
I have eaten.
態 – Voice
能動態 – Active Voice
受動態 – Passive Voice
能動態 – Active Voice
She writes a letter.
受動態 – Passive Voice
A letter is written by her.
その他の文法 – Other Grammar Concepts
特定の状況で使用される構造やルール。
不定詞 – Infinitive
I don’t know what to do.
関係代名詞 – Relative Pronoun
This is the place where we met.
仮定法 – Subjunctive Mood
If I were rich, I would travel.
比較 – Comparison
He is taller than her.
話法 – Reported Speech
He said that he was tired.
否定文 – Negation
I don’t like coffee.
不定詞 – Infinitive
不定詞とは、to + 動詞の原形のことです。
例:to eat (食べること)、I don’t know what to do (何をすべきか分からない)
名詞的用法、「疑問詞 + to 不定詞」、形容詞的用法、副詞的用法
名詞的用法 – Noun Use
名詞的用法は「~すること」です。
主語、目的語、補語として使われます。
- To study English is important. (英語を勉強することは大切だ。) → 主語
- I want to eat sushi. (私は寿司を食べたい。) → 目的語
- My dream is to travel the world. (私の夢は世界を旅することだ。) → 補語
疑問詞 + to 不定詞
How to ~ :〜のやり方
What to ~ :何を〜するべきか
When to ~ :いつ〜するべきか
Where to ~ :どこで(に)〜するべきか
※ to の後ろは「動詞の原型」
例
I don’t know what to do. (何をすべきかわからない)
Tell me how to use this. (これをどう使うのか教えて)
形容詞的用法 – Adjective Use
形容詞的用法は「~するための / ~すべき」です。
名詞を修飾します。
- I have a lot of work to do. (やるべき仕事がたくさんある)
- She has a place to stay. (彼女には泊まる場所がある)
副詞的用法 – Adverb Use
副詞的用法 は「~するために / ~して」です。
動詞や形容詞を修飾します。
He came here to see you. (彼はあなたに会うためにここに来た) → 目的
I’m happy to hear that. (それを聞いて嬉しい) → 感情の原因
She was too tired to walk. (彼女は疲れすぎて歩けなかった) → 結果
関係代名詞 – Relative pronoun
関係代名詞(who, which, that, whose など)は、主に以下のような状況で使います。
- 名詞を説明するとき(関係詞節が名詞を修飾する)。
- 主語や目的語として文中で使われる名詞を説明する。
先行詞
who which that について
who:人
which:人以外(物や動物など)
that:何でもOK(※who, which の代わりに使える)
that は基本的に who , which の代わりに使えるが、以下の場合は that が使えない。
・前置詞の後に来る場合
・非制限用法(コンマが入る非限定的な関係節。後述)
非制限用法 – Non-defining Clause
「非制限用法」
The book, which I bought last week, is interesting.
その本は、先週買ったんだけど、面白いです
Tom, who is my neighbor, is very kind.
トムは隣人で、とても親切だ
これらの場合は that は使えない。who または which を主語によって使い分ける。
” Which is why “
意味: 「それが理由で」「そのため」
文法的な役割: 関係詞節を導くフレーズ
使い方: 先行する文の内容を受け、その結果や理由を説明する際に使います。
It’s raining heavily, which is why we decided to stay home.
大雨が降っている。それが理由で家にいることにした
関係代名詞と助動詞を省略したカジュアルな文
Do you know the girl who you just interviewed?
↓
You know the girl you just interviewed?
助動詞「Do」と関係代名詞「who」が省略されています。カジュアルな場面ではこのような言い方もよくあります。
先行詞
先行詞とは、関係代名詞(that, which, who など)が修飾する名詞のことです。例えば:
- I know the book that you bought.(私はあなたが買った本を知っています。)
- 先行詞 → the book
- 関係代名詞 → that(the book を修飾)
でも what は「the thing that」の意味を含んでいるので、先行詞が不要 なんです。
「the thing that」と「what」どっちがいい?
「ネイティブに思われたくない」という観点なら、the thing that を使う方が英語学習者っぽくなるかも。けど、普通の会話では what を使うのが自然なので、変に the thing that に置き換えると、逆に不自然に聞こえる可能性があるよ。
たとえば:
✅ I know what you mean. (めっちゃ自然)
❌ I know the thing that you mean. (ちょっとぎこちない)
ただし、フォーマルな文や書き言葉では the thing that を使う場面もあるけど、日常会話なら what の方が普通。
「あなたが持っていた物をなくしたのですか?」を英語にすると?
→ Did you lose what you had?
もし「その物」が具体的な物なら the thing that を使って:
→ Did you lose the thing that you had?
でも普通の会話なら Did you lose what you had? の方が自然だよ。
仮定法 – Subjunctive Mood
仮定法とは、「現実とは違うこと」や「起こる可能性が低いこと」を表す文法です。
- 「もし~だったら、◯◯なのに」(現実とは違う想像)
- 「もし~だったら、◯◯できたのに」(過去の想像)
などの意味を表します。
仮定法の種類
① 仮定法過去(現在の仮定)
「今の状況とは違うこと」を想像する場合に使います。
▶ もし~なら、◯◯なのに
🔹 形
If + 主語 + 過去形, 主語 + would/could/might + 動詞の原形
(※ be動詞は was ではなく were を使うことが多い)
🔹 例文
✅ If I were rich, I would buy a big house.
(もしお金持ちだったら、大きな家を買うのに。)
✅ Without linking and flapping, I could probably follow you more easily.
(リンクやフラッピングがなければ、もっと簡単についていけるのに。)
(※ without = 「もし~がなかったら」という条件を作っている)
📌 ポイント
→ 「過去形」だけど、意味は「今の話」
② 仮定法過去完了(過去の仮定)
「過去にこうだったら、結果も違ったのに」と、過去の想像をする場合に使います。
▶ もし~だったら、◯◯できたのに
🔹 形
If + 主語 + had + 過去分詞, 主語 + would/could/might have + 過去分詞
🔹 例文
✅ If I had studied harder, I could have passed the exam.
(もっと勉強していたら、試験に合格できたのに。)
✅ Without linking and flapping, I could have followed you more easily.
(リンクやフラッピングがなかったら、もっと簡単についていけたのに。)
📌 ポイント
→ 「had + 過去分詞」を使うと、過去の話になる!
まとめ
仮定法の種類 | 文の形 | 例文 |
仮定法過去(今の仮定) | If + 過去形, … would/could … | If I were rich, I would buy a big house. (もしお金持ちだったら、家を買うのに。) |
仮定法過去完了(過去の仮定) | If + had + 過去分詞, … would/could have + 過去分詞 | If I had studied, I could have passed the exam.(もし勉強してたら、受かったのに。) |
💡「Without ~」 も「If ~」と同じように仮定の条件を作れる!
👉 Without linking and flapping, I could probably follow you more easily.
(= If there were no linking and flapping, I could probably follow you more easily.)
この文は 仮定法過去 なので、「今の話(現実とは違う仮定)」です!
比較 – Comparison
話法 – Reported Speech
否定文 – Negation
統語論 – Syntax
統語論は文の構造や語と語の関係性を研究する分野です。
多義性が統語論に関わる場合、それは文脈や構造が意味解釈に影響を与える場合です。
例: I saw her duck.
彼女のアヒルを見た (duck = 名詞)
彼女が頭を下げるのを見た(duck = 動詞)
文脈や文法構造が、単語のどの意味を選択するかに影響します。
形態論 – Morphology
形態論は文法の中でも、語の構造や形態の変化を研究する分野です。
屈折語 – Inflection
派生語 – Derivatives
複合語 – Compound
転換 – Conversion
口語的短縮形 – Informal Contraction
屈折語 – Inflection
屈折語は、文法的役割の変化(語形の変化)を指します。
Play → Plays / Playing
派生語 – Derivatives
派生語とは、接辞(接頭辞や接尾辞)を付加して、元の単語(語根)から新しい意味や品詞を持つ単語を作るプロセスのことを指します。
Necessity(名詞) → Necessary(形容詞) → Necessarily(副詞)
Ocean(名詞)→Oceanic(形容詞)
接頭辞 – Prefixes
接頭辞は、単語の語幹(root)の前に付加される要素で、単語の意味を修飾したり変化させたりする役割を持ちます。接尾辞とは異なり、接頭辞は語形(文法的な形式)を変化させることはありませんが、単語の意味に大きな影響を与えます。
接頭辞の特徴
位置: 単語の先頭に付けられる。
unhappy, preview
役割: 単語の意味を変更する。
「反対」「否定」「方向」「数量」などを表す。
派生: 新しい単語を作るのに使われ、元の品詞を維持することが多い。
主な接頭辞とその意味
否定を表す接頭辞
un-(〜でない)
┗ unhappy(幸せでない)、unfair(不公平な)
in- / im- / ir- / il-(〜でない、不〜)
┗ incomplete(不完全な)、impossible(不可能な)、irregular(不規則な)、illegal(違法な)
non-(非〜)
┗ nonviolent(非暴力的な)、nonsense(無意味な)
反対・逆を表す接頭辞
dis-(反〜、否〜)
┗ dislike(嫌う)、disagree(意見が合わない)
de-(反〜、除去)
┗ deactivate(無効化する)、defrost(解凍する)
時間や順序を表す接頭辞
pre-(前〜)
┗ preview(予習、予告編)、prehistory(先史時代)
post-(後〜)
┗ postgraduate(大学院の)、postwar(戦後の)
数量や程度を表す接頭辞
multi-(多〜)
┗ multicultural(多文化の)、multitask(多重作業をする)
semi-(半〜)
┗ semicircle(半円)、semiannual(半年ごとの)
sub-(下位、下〜)
┗ submarine(潜水艦)、subway(地下鉄)
向きや場所を表す接頭辞
inter-(間、相互)
┗ international(国際的な)、interaction(相互作用)
re-(再〜)
┗ rebuild(再建する)、rewrite(書き直す)
その他の接頭辞
co-(共に、一緒に)
┗ cooperate(協力する)、coexist(共存する)
anti-(反〜、対抗する)
┗ antibiotic(抗生物質)、antiwar(反戦の)
接尾辞 – Suffixes
形容詞を作る際に使われる接尾辞(語尾)はさまざまな種類があります。それぞれ特定のニュアンスや意味を付加し、名詞や動詞から形容詞を派生させるために用いられます。
-ic -al -ous -ful -less -able / -ible -ive -ary / -ory -er / -est -ish -y -en -ed -ly
- 名詞化させる接尾辞
- 形容詞化させる接尾辞
- 副詞化させる接尾辞
名詞化させる接尾辞
-er / -or
名詞化
意味: 「〜をする人、〜の人」
例:
teach → teacher(教える → 教師)
act → actor(行動する → 俳優)
形容詞化させる接尾辞
-ic
形容詞化
意味: 「〜に関する、〜的な、〜の性質を持つ」
例:
atom → atomic(原子 → 原子的な)
hero → heroic(英雄 → 英雄的な)
-al
形容詞化
意味: 「〜に関する、〜の性質を持つ」
例:
nation → national(国家 → 国家の)
culture → cultural(文化 → 文化的な)
-ous
形容詞化
意味: 「〜の性質を持つ、〜のある、〜に満ちた」
例:
danger → dangerous(危険 → 危険な)
mystery → mysterious(謎 → 謎めいた)
-ful
形容詞化
意味: 「〜に満ちた、〜を持つ、〜のある」
例:
beauty → beautiful(美 → 美しい)
hope → hopeful(希望 → 希望に満ちた)
-less
形容詞化
意味: 「〜のない、〜がない、〜を欠く」
例:
hope → hopeless(希望 → 希望がない)
home → homeless(家 → 家がない)
-able / -ible
形容詞化
意味: 「〜できる、〜可能な、〜に適した」
例:
enjoy → enjoyable(楽しむ → 楽しい)
sense → sensible(感覚 → 分別のある)
-ive
形容詞化
意味: 「〜する傾向がある、〜の性質を持つ」
例:
act → active(行動 → 活動的な)
create → creative(創造 → 創造的な)
-ary / -ory
形容詞化
意味: 「〜に関する、〜的な、〜の性質を持つ」
例:
imagine → imaginary(想像 → 想像上の)
sense → sensory(感覚 → 感覚の)
-ish
形容詞化
意味: 「〜のような、〜っぽい、少し〜」
例:
child → childish(子供 → 子供っぽい)
red → reddish(赤 → 赤っぽい)
-y
形容詞化
意味: 「〜のような」「〜に満ちた」
例:
cloud → cloudy(雲 → 曇った)
dirt → dirty(汚れ → 汚い)
-en
形容詞化
意味: 「〜の性質を持つ」
例:
gold → golden(金 → 金色の)
wood → wooden(木 → 木製の)
-ed
形容詞化
意味: 過去分詞や形容詞として、状態や性質を表す
例:
tire → tired(疲れる → 疲れた)
interest → interested(興味 → 興味がある)
-er / -est
形容詞化 or 副詞化
意味: 比較級(-er: より〜な)、最上級(-est: 最も〜な)
例:
tall → taller → tallest(背が高い → より高い → 最も高い)
small → smaller → smallest(小さい → より小さい → 最も小さい)
-ly
副詞化(まれに形容詞化)
① 副詞化した場合
意味: 「〜のように、〜の方法で」
例:
quickly(速く)、happily(幸せに)
︙
② 形容詞化した場合
意味: 「〜のような、〜らしい」
例:
friend → friendly(友 → 友好的な)
brother → brotherly(兄弟 → 兄弟のような)
friendly(友好的な)lovely(素敵な)deadly(致命的な)
副詞化させる接尾辞
-ly
副詞化(まれに形容詞化)
① 副詞化した場合
意味: 「〜のように、〜の方法で」
例:
quickly(速く)、happily(幸せに)
︙
② 形容詞化した場合
意味: 「〜のような、〜らしい」
例:
friend → friendly(友 → 友好的な)
brother → brotherly(兄弟 → 兄弟のような)
friendly(友好的な)lovely(素敵な)deadly(致命的な)
ポイント
-er には名詞を作るパターンと形容詞を作るパターンがあります!どちらも -er だけど、違う使い方をするので注意!
-er の種類 | 役割 | 例 |
比較級の -er | 形容詞・副詞の比較級を作る | taller, faster, harder |
名詞を作る -er | 「~する人・もの」という意味の名詞を作る | teacher, writer, singer |
形容詞を作る際には多くの接尾辞が使われます。それぞれの接尾辞には固有の意味やニュアンスがあり、文脈に応じて適切に使い分けることが重要です。
複合語 – Compound
複合語は、2つ以上の語を組み合わせて新しい語を作ることを指します。
sunshine, notebook
転換 – Conversion
ある単語が形を変えずに別の品詞として使われる現象です。この場合、語形変化を伴わないので「派生語」とは異なります。英語では特に一般的です。
Walk(動詞: I walk to school.)
→ Walk(名詞: Let’s go for a walk.)
品詞変化 – Part of Speech Shift
転換の一種で、単語がコンテクストによって異なる品詞として使われることを説明します。
口語的短縮形 – Informal Contraction
動詞句の一部として使われ、カジュアルな場面で使用される。
want to → wanna
語彙論 – Lexicology
語彙論は、語の意味や使い方、語彙全体を研究する分野です。
単語の起源や意味の発展、語彙体系における位置を研究します。
多義性は語彙論において、単語がどのようにして多様な意味を持つようになったか、その歴史やプロセスに注目されます。
例: run
「走る」(to move quickly on foot)
「経営する」(to manage, e.g., run a business)
「液体が流れる」(e.g., tears run down your face)
多義性 – Polysemy
厳密には意味の違いに焦点を当てた用語ですが、同じ単語が異なる役割を持つ場合に関連する概念として使われることがあります。
意味論 – Semantics
意味論は、単語や文の意味を研究する分野で、多義性の主な研究対象です。
多義性 – Polysemy では、1つの単語が複数の関連する意味を持つことを指します。
例: bank
「川岸」(a riverbank)
「銀行」(a financial institution)
このような異なる意味が、文脈によってどのように解釈されるかを研究します。