教会といえば世界遺産に指定されたり、観光の名所としても有名ですね。
2018年には日本も、長崎県の教会堂が「世界文化遺産」に登録されました。
どこの国でも共通して見られる建物といえば教会ですよね!
外観のインパクトがとても大きいです!
ところで、教会とはどういう建物かご存知でしょうか?
この記事では、次のような教会の疑問について解説しています。
ところで、教会ってそもそも何なの・・・?
教会はテレビや外出時にもよく見かけますね。
この記事では「教会」について、カンタンに解説していますよ!
教会はなぜ豪華に建てられているの?
(建築に140年かかり、2026年完成予定とされるサグラダ・ファミリア教会)
世界で初めて教会が建てられたのは、今から約1600年前になります。
なぜ、ここまで大きく豪華に建てられているのでしょうか?
1.神様のために建てるから豪華にしている
教会に行く人たちが信じる書物(聖書)には、「教会は立派に建てなさい」と書かれていません。
よって、多くの人から寄せられた神様への想いが込められていることがわかります。
2.神様を感覚的に理解できるように設計されている
「神様は目に見えないのでよくわからない…」
そういった人たちに、教会の見栄えや空間によって、神様を感覚的に理解できるように設計されています。
へぇ〜!
こうしたことが教会の外観や内観を豪華にしている理由なのですね。
それにしても建築費が高そうですね。
建築費は裕福ではない人のお金も含まれています。
つまり、一人一人が神様に大きな価値を持っていることが分かりますね。
「多くの人の熱い想いで建てられている」
そう思うと、なんだか感極まりますね…!
なぜ教会にはステンドグラスがあるの?
(教会を鮮やかに着色するステンドグラス)
反射した床が綺麗ですね・・・!
ステンドグラスの特徴
ステンドグラスは、日光の反射によって美しく見えるように作られています。
自然の光が「光の存在でもある神様」をあらわし、訪れる人にまるで天国を思わせるような表現が工夫されているのです。
一般的にステンドグラスは窓に飾られており、素材は「着色されたガラス」が使われています。(なかには宝石を使用しているものも)
また、5世紀(401~500年)頃には破片や原型が見つかっていることから、ステンドグラスは深い歴史を感じさせる芸術作品とも言われているのです。
ステンドグラスは自然な日光でキレイに見えるのですね!
時間帯によって見え方が変わるのも魅力ですよ!
カラフルなステンドグラスが多い理由は、虹が神様からのメッセージとされているからですね。
そういえば、
なぜステンドグラスには大きく絵が描かれているの?
いい質問だね!
ステンドグラスに絵が描かれている理由は、「文字を読めない人でも絵を見ただけで神様の物語を理解できるように」と工夫されていたのですよ。
多くの人に神様のことをわかりやすく伝えて、人々の幸せを願う意味が込められていたのですね!
なぜ教会に十字架があるの?どういう意味?
教会の十字架は、「十字架の刑」によって神様が行われた出来事を意味しています。
うわぁ・・・
十字架の刑は人間が作った悲しい刑罰なのですね。
教会の十字架は、「十字架の刑」を考えるような人間の罪の深さを意味していますね。
また教会の十字架は、人間の罪をなくしてしまう「神様の行い」も意味しています。
十字架によって神様が行われた出来事
▼人間の罪をなくすために神様が行ったこと
- はるか昔から人間には、神様に捧げものをする習慣がありました。
- 神様はその習慣を用いて、すべての人間の罪をなくす計画を考えます。
- すべての人間の罪をなくす方法はただ1つ、「まったく罪のない人間を捧げる」ことでした。
- 神様の計画が実行されました。なんと、神様は自身の子どもを地上に誕生させたのです。
- 人類でただ一人、罪を犯さなかった神の子は、計画を完成させるため自ら十字架の刑によって捧げられました。
- こうして神様の計画は完成され、すべての人間の罪をなかったことにしたのです。
え、神様の子どもは死んでしまったの…?
神様の子どもは、人間の見せものにされながら死に至りましたね。でも、それから3日後には復活したのですよ。
目には見えない形で今も生きているようです。不思議ですよね。
・・・信じがたいですね。
なぜ神様はそんなことをするの?
神様は自分より大切なものを犠牲にするほど、
人間への愛が深いと言われているからですね。
(ぉぉ・・・愛ですね・・・)
でも、なぜわざわざ「十字架の刑」を受けたのでしょうか?
神の子は、この世にある全ての「痛み」を受けることも使命にあったからです。「十字架の刑」もそのうちのひとつだったのですよ。
なるほど。使命だったのですね。
要するに、
神様の子は自分から、世の中のあらゆる痛みや侮辱を受けに来られたのです。
このことによって、神様はすべての人の痛みがわかる存在であることを示したのです。
人の痛みは、実際にその痛みを経験した人にしか分からないもんね…。
そうですね。
神様の計画の中には、ただ目的を果たすだけじゃなくて、「神様は存在するんだよ」という自己PRも含まれていたのですよ。
なるほど・・・!
そもそも「教会」は建物ではない!?
教会に行かれる人たちは「聖書」という書物を大事にし、その内容を大切にしています。
じつは聖書には、教会という言葉が建物のことを指している箇所が1つもありません。つまり、「教会」とは建物のことを指していないことになるのです。
それでも教会と聞くと、十字架がある建物をイメージしますよね。
みんな間違って口にしてるのかな??
どう呼ぶのがいいんだろうね。
世間に浸透した呼び方はなかなか変わらないでしょうね。
しいていうと、建物のみを指す場合は「教会堂」かな。
教会は建物というより、本来の意味は「神様を信じている人たちのコミュニティ」なのですね。
神様を信じている人たちが集まった場所が教会になります。
つまり、どこに集まってもそこが教会になるのですね。
【豆情報】「Oh My God …!」は何か関係しているの?
Oh My God は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。
Oh My God は日本語に直訳すると「おお、神よ…!なんてことだ!」といったように、驚きや喜びをはじめ様々な感情表現に使われます。
海外ではgodをゴッドではなく「ガッド」と発音するから「オーマイガー」って聞こえるんだね。
日本ではgodを「ゴッド」と表記したり発音されることが多いですね。
しかし、「Oh My God」と発言することを好まない人もいます。聖書には「神様の名前をむやみに口にすることはよくない」と書かれてあり、 god の発言をタブーに感じてしまうからです。
相手と場の雰囲気を意識したコミュニケーションが大切ですね。
会話していて「オカシイな…?」と思ったら「sorry・・・」だね。
聖書には「基本的に寛容であること」とも書かれているので、ほんとに神様を大切にしている人は気にしないでもらえるはずですよ。
おわりに
教会について、日本人はあまり知られないテーマに思いますが、海外(キリスト教圏)では一般教養でもあり、話題としても役立つ知識ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!