【聖書を絵画に!】独学者レオナルド・ダヴィンチと作品の軌跡|番外

レオナルド・ダヴィンチについての豆知識
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新発見の度に話題が挙げられる!

そうして止まないレオナルド・ダヴィンチに関してまとめたページです。
(このページは前記事に追記していたものを紹介しています)

オススメ
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レオナルド・ダヴィンチはショートスリーパー(短時間睡眠)

レオナルド・ダヴィンチはショートスリーパー

レオナルド・ダヴィンチは、睡眠時間が短い「ショートスリーパー (short sleeper) 」とみられています。
4時間ごとに15分の睡眠を取っていたとされ、1日の睡眠時間は90分程です。

ショートスリーパーの特徴

人間は睡眠中、浅く眠る「レム睡眠」と深く眠る「ノンレム睡眠」が交互に繰り返されます。
ショートスリーパーは、「レム睡眠の時間がとても短い」ことが特徴です。

1日に睡眠を分けることを「多相性睡眠」といい、哺乳類の体に適した睡眠の取り方とされています。
つまりダヴィンチは、規則的にまとめて長く眠るようになった現代人よりも、人間の体に適した睡眠を取っていたことになるのです。

睡眠の体質はDNAによって異なるため、自分に適した睡眠方法を確立することが健康的と言われています。

アインシュタインのように一日10時間眠る「ロングスリーパー」もいますが、これも遺伝子によるものなので、睡眠時間には個人差が生まれてしまうのです。

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「なぜレオナルド・ダヴィンチの作品は聖書に関係するものが多いの?」

最後の晩餐

当時16世紀では「聖書の内容を伝える」ことが時代背景にありました。

しかし、文字を読めない人が多かったため、文書である聖書の内容を伝えることは困難でした。

そこで、聖書の内容を絵でわかるように表現する発想が生まれたのです。

聖書の内容を絵で表現することは非難もありましたが、新しい表現と試みでもありました。

非難の理由は、「神聖なものを描写するとその絵をおがむようになってしまわないか?」というものです。

つまり、キリスト教における「偶像崇拝ぐうぞうすうはい」に該当しかねたのですね。「偶像崇拝」とは、モノを拝むことは良くないというものです。

当時の人が絵を拝んでしまう理由

16世紀、真っ暗の中でロウソクの光を受けた絵姿は、ゆらめき動いているように見えたのではないかと推測されています。もし動くならば絵姿は生きており、「神様へ祈りが届くかも」という希望を人々に与えていたと推測できるのです。
また、絵は地上と天上を結ぶ神聖な媒体ばいたいになっていたとも考えられています。

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レオナルド・ダヴィンチは絵画の下地をこだわらない

ダヴィンチは絵の台となる木の素材にこだわりをもちません。
そのため耐久性のない木材を下地に使うことがあり、修復家を現在も困らせていると言われています。

修復家は様々な手法でダヴィンチの作品を修復します。
そのなかでも重ね塗りする前の絵が透けて見えるようになるペンティメントという手法があり、絵画そのものには触れないように細心の注意が払われています。

作品に傷が付かないように保存状態を徹底することで、今も奇跡的にダヴィンチの作品は展示されているのです。

「ウィトルウィウス的人体図」レオナルド・ダヴィンチ(35)

ウィトルウィウス的人体図
『ウィトルウィウス的人体図』(1487)

建築家「ウィトルウィウス」の著作を基にダヴィンチが紙とペンとインクで描いたもの。

作品「岩窟の聖母」の次に描かれたものです。
この「ウィトルウィウス的人体図」を「作品」として呼ぶか、「図」として捉えるかは見る人によって意見が異なります。

16世紀ダヴィンチは、華やかで洗練された街と呼ばれるイタリアのミラノに訪れました。
ここでのダヴィンチは画家としてだけでなく、音楽家としても訪れており、銀の竪琴を持参していたと言われています。

ミラノではダヴィンチは戦車を設計し、水の流れを科学的に研究したのち、やがて人間の形を円と正方形に関連付けた「ウィトルウィウス的人体図」を描いたとされています。

「ウィトルウィウス的人体図」は、人間のバランスのとれた美しさを表現しています。

研究家の中には、円の中にいる人物はダヴィンチ本人の自画像ではないかと推測する方もいます。

ミラノでのスポンサー

このときミラノにおけるダヴィンチのスポンサーは、ミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァという街を支配する危険な人物でした。
しかしダヴィンチの心境は、自らのアイデアを実現するために心の中で割り切って関係していたと考えられています。

出典:BBC「レオナルド・ダ・ヴィンチ よみがえる幻名画」

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「サルバトール・ムンディ」(世界の救世主イエス・キリスト)

レオナルド・ダヴィンチの作品「サルバトール・ムンディ」
『サルバトール・ムンディ』(1500)

「救世主」を意味するサルバトールと「世界」を意味するムンディを掛け合わせて、「世界の救世主イエス・キリスト」と表される肖像画です。

現在では本人が書いた物かどうか、さまざまな説が飛び交っている作品です。

ダヴィンチ作品の時系列的には「最後の晩餐」の後に描かれたとされています。

1500年頃に制作された作品ですが、一般的に世に出たのは20世紀とされています。2011年に発見されるまでは、ニューヨークで何世紀にも渡り行方不明でした。しかしまた2022年において所在不明とされています。

ダヴィンチの作風について専門家によると、「ダヴィンチは、油絵は日が沈む頃の光のもとで描くことが理想的だと捉えられていた」と主張されています。

黄昏どきに「サルバトール・ムンディ」を見ると、キリストが浮き上がって生きているように見られるようです!

サルバトール・ムンディの所在年表

サルバトール・モンディは510億円で落札された後、所在が不明と言われています。

ここでは「サルバトール・ムンディ」の年表、その軌跡を表にまとめてみました。

1500年頃フランスのルイ12世のために描かれたと伝えられる。
1600年代仏王妃アンリ4世が英王チャールズ1世と結婚時に英国に持参。王室コレクション目録に記載される。
1650年頃プラハ出身画家「ウェンセラウス・ホラー」が銅版画にする。※(ここから所在不明)
1900年頃英国の美術収集家が購入したときに再び世に現れる。
1958年45ボンド(4万5000円)で米実業家に売却。(このとき弟子による複製の複製品、つまり状態の良くないレプリカ品として見られていた)
2005年NYの美術商「ロバート・サイモン」らが1175ドル(約13万円)で購入。
2006-2007年作品の状態がボロボロだったため、修復家ダイアン・モデスティーニが修復(ただし修復の際に加筆し過ぎてしまう)。ここで真筆の可能性が浮上する。
2008年作品が本物かどうか、ロンドンのナショナル・ギャラリーが世界中の権威5人に鑑定依頼。結果は賛成1(マーティン・ケンプ)、反対1(カーメン・バンバック)、保留3となる。
2011-2012年ナショナル・ギャラリー「ダヴィンチ展」で新発見の真作として披露される。(ナショナル・ギャラリーが認めた)
2013年ロシアの大富豪ドミトリー・リボロヴレフが1億2750万ドル(約157億円)で購入するも、仲介したスイス美術商イヴ・ブーヴィエが実際は8,000万ドル(約100億)で購入して差額を着服したと訴訟を起こす。
2017年オークションハウス「クリスティーズ」が一大キャンペーンと共にNY現代美術オークションに出品。史上最高額4億5,000万ドル(約510億円)で落札。落札者は非公表。
2018年アブダビ文化観光省がルーヴル・アブダビ展示用に購入したと思われていた説がガセネタだと判明する。実際はサウジアラビアが購入し、ルーヴル本館で「モナリザ」の横に展示を要求したが後に真作ではないと判断され拒否される。
2019年ルーヴルが極秘で化学鑑定し「寄与作(何らかの形でダヴィンチが製作に関わっているが本人の作品ではない)」と判断するが、この結果をサウジアラビアは政治圧で封印。真作ではないと判断したためルーヴルは「ダ・ヴィンチ没後500年展」での展示を拒否した。
2021年サウジアラビアが所有しているはずだが所在不明となる。

この「サルバトール・ムンディ」の足取りをつかむためにドキュメンタリー番組が立ち上がったり、美術品の専門家が考察を挙げられることもしばしばあります。

また作品が見つかったとしても、本人作か、弟子作か、工房作かが不明と言われているため、判別にも困難を極めるようです。

参照:山田五郎

「サルバトール・ムンディ」をレオナルド・ダヴィンチが描いたのは本当?

「サルバトール・ムンディ」は、2011年では「真作」と言われていましたが、2019年では「寄与作」と判明されています。

※以下は2011年で判明された情報です。

レオナルド・ダヴィンチの作品からは、X線検査を駆使した専門家によって親指を描き直したあとが見つかっており、ダヴィンチが描いたものではないかと判断されています。
もし偽物なら、様々な表現方法を試そうとはしないと考えられるのです。

専門家によって本物かどうかを見極めるために時間をかけて調査されますが、「サルバトール・ムンディ」にはどこも疑わしいところが見当たらないとされています。

参照:BBC「レオナルド・ダ・ヴィンチ よみがえる幻の名画」(2011)

新たに発見されるレオナルド・ダヴィンチの作品の数々

「2020年2月」
X線検査により、作品「岩窟の生母」から新たな下書きが発見されました

作品「岩窟の聖母」に隠された下書きイラスト

引用:japan.cnet.com

作品「岩窟の聖母」は次の記事で紹介しています。

【レオナルド・ダヴィンチ】熊(クマ)の頭部を描いたデッサン

レオナルド・ダヴィンチが描いたとされるクマの頭部のデッサン。大きさはわずか7cm四方です。

2021/7/8、イギリスのオークションにて、885万7500ポンド(13億円4000万円)で落札されました。(手数料込)

これはレオナルド・ダヴィンチのデッサンにおいて、20年ぶりに過去最高額を更新したことになります。

ロイター通信によると、約160年前には2.5ポンド(約378円)で取引されていたそうです。

おわりに

時代が変わってもダヴィンチの魅力は留まることがありませんね!

新たに発見されるたび現代に甦るレオナルド・ダヴィンチ!

世界から関心を寄せられる作品に今日も魅了されていきます><

キリスト教知識
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