2020年9月に発売された有川真由美さん著作「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」。
こちらの本では、話しかけたくなる人の特徴が紹介されています。
「話しかけたくなる人」には、どのようなメリットがあるのかを次にまとめました。
- 出会いが増える
- 情報が増える
- 仲間が増える
- 居場所が増える
- 誤解されにくくなる
- 仕事の評価が良くなる
- 自己肯定感が高まる
参照:「なぜか話しかけたくなる人ならない人」
このように多くのメリットが見られます。
一般的に、話しかけたくなる人の特徴といえば、「明るい、容姿が良い、優秀」といったイメージが浮かぶかもしれません。
ところが、話しかけやすさは「明るい、容姿が良い、優秀」とは異なる別の特徴があるのです。
例えば、見ず知らずのパーティに参加したとき、自分が最初に声をかける人は、明るくて容姿が良くて優秀な人よりも、話しかけやすそうな人に意識が向きやすいのです。
今回は「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」の要約ポイントをまとめました!
話しかけたくならない印象とは|なぜか話しかけたくなる人ならない人
人は主観的に生きる傾向にあるため、自分を客観的に見落としてしまうことがあります。
そこでまずは注意点として、話しかけたくならない原因が何かを押さえておきたいと思います。
参照:「なぜか話しかけたくなる人ならない人」
話しかけたくならない原因①「目線によって話しかけないでほしい印象を与えている」
話しかけたくならない印象を与える原因①は「目線」です。
目線を合わせるか合わせないかで、話しかけやすさの印象が異なります。
目線の向きは、自分の意識が「人に向いているか」もしくは「自分に向いているか」によって左右され、話しかけたくなるかどうかの印象が決まります。
話しかけたくなる印象が表れるのは、自分が外の景色や相手を見ているときです。
外の景色とは、自分の内面ではない外側の方向を指します。
また、相手をじっと見るのも好感的な印象です。
逆に、相手に目線を合わせないようにすると、話しかけたくならない印象を与えることになります。
話しかけたくならない原因②「なんだか怖そうな印象を与えている」
話しかけたくならない印象を与える原因②は「怖そうな印象を与えていること」です。
怖そうな印象を与えてしまう正体は「無表情」にあります。
批判や辛口な言葉、ハッキリと主張をする様子は、怖そうな印象を与えてしまうのです。
怖そうな印象をもたれないようにするためには、何でも良いので表情を作っておくと良いとされています。
参照:「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」
話しかけたくなる人が使用している手法|なぜか話しかけたくなる人ならない人
ここでは「話しかけたくなる印象を持つ人が使用している手法」について紹介します。
この手法によって、「自分の事を理解してくれそう」「どこから見ても怖くない人だ」といった好印象を相手に与える効果が生まれます。
参照:「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」
「感情力」話しかけたくなる人が使用している手法①
話しかけたくなる人が使用している手法①は「感情力」です。
「感情力」のポイントは2つあります。
事柄より感情に寄り添っている
話しかけたくなる人にある特徴は、「相手の感情に寄り添っている」ことです。
例えば、次のように話しかけられる例があります。
「仕事でミスして上司に叱られそう。どうしよう不安だ」
このとき、次のような返答によって今後の会話が変化していくのです。
- 相手の感情に寄り添って返事する
- 話の事柄に集中している
「仕事でミスして上司に叱られそう。どうしよう不安だ」
→ 「不安だよね。同じ立場なら私だって不安になるよ」
「仕事でミスして上司に叱られそう。どうしよう不安だ」
→ 「上司っていつもそうだよね。だいたい上司ってさ(略)」
上の例では、それぞれで会話の流れが変化していることが分かります。
「話の事柄に集中する」の場合は上司の話が続いてしまいますが、「相手の感情に寄り添う」の場合は相手の感情を中心とした話ができるのです。
そのため、相手は「自分の話を聞いてくれて嬉しい。この人は理解してくれる」と感じやすくなるのです。
人は論理的に考える一方で感情的な生き物であるため、相手の感情に意識を向けると好印象に繋がります。
もし話の事柄に集中してしまった場合は、相手の感情に注目して会話の方向転換を意識すると良いです!
自分も感情を伝える
自分の感情をうまく伝える様子は、話しかけたくなる印象を生むと言われています。
「あなたとお話ができて私は嬉しいです」
この言葉を言われてイヤな思いをする人はいないでしょうね!
「丁寧力」話しかけたくなる人の手法②
話しかけたくなる人の手法②は「丁寧力」です。
丁寧さは話しかけたくなる印象を周囲に与えたり、また人が集まる傾向をもっています。
「丁寧力」が生まれる方法は、丁寧かつポジティブな言葉を穏やかに話す(またはゆっくり話す)ことです。
なお、攻撃的な発言や暴言は話しかけづらい印象を与えてしまいます。
一時的には人の関心を集めるかもしれませんが、長期的に見ても良い傾向にはないと言われています。
参照:「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」
話しかけたくなる人の手法③「肯定力」
話しかけたくなる人の手法③は「肯定力」です。
「肯定力」とは、相手の発言を否定したり批判せずに肯定することです。
それではここで、「肯定的な言い方」と「批判的な言い方」を比べてみます。
(例) 相手の意見に賛同できないとき
- 肯定的な伝え方
「あなたの意見は分かりました。しかし、私が理解できていない内容もありますので、この件は一度持ち帰ります」 - 批判的な言い方
「あなたの意見は間違いでしょう。私はA案だと思います」
このように、自分の意見を出したいときは解釈を変えたり言い換えをすると、相手との摩擦が生じにくくなります。
自分の印象を下げる落とし穴|なぜか話しかけたくなる人ならない人
「なぜか話しかけたくなる人ならない人」では、話しかけたくなる印象が下がってしまう注意点が紹介されています。
参照:「なぜか話しかけたくなる人ならない人」
服装、ファッションのポイント
話しかけたくなる服装、ファッションのポイントは清潔感とTPOです。
TPOとは、「時間」「場所」「場合」に応じて服装や態度などを使い分けることです。
TPO:Time(時間)Place(場所)Occasion(場合)
話しかけたくなる服装の色について
色が与える印象はとても大きいです。
例えば、いつも赤色の服を着ている人が、ある日、青色の服を着ていると「最近、何かあったかな?」と感じますよね。
「なぜか話しかけたくなる人ならない人」では、話しかけたくなる印象を備えた色について述べられています。
ブルーやグリーンは爽やかな印象があるため、ファッションに取り入れると良い。
参照:「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」
また、イエローやピンクも元気さや温かい印象があるため、アクセントに取り入れると良い。
なお、話しかけたくならない印象を与えるコーディネートは、威圧感や個性が突出しているファッションです。
個性的すぎるコーディネートだと、「距離を置こう」という印象を相手に与える傾向があるのです。
個性的および威圧感のあるコーディネートをする理由は、自身の内にある弱さと恐怖が反映されていることにあります。
結果として、「自分自身が周りを怖がっている」ことの表れになるようです。
同世代の人で固まるのを控える
人間関係において「自分のことを理解してもらえないかも」といった悩みは、恐怖感を生んでしまい、次の行動を起こす傾向があります。
- 「自分のことを理解してもらいやすい人とだけ関わる」
- 「自分の内面に籠ってしまう」
このような傾向にある人は、自分のことを分かってもらえるようになるポイントを参考にすると良いです。
- 人によって態度を変えない
- 年下からも教わるようにする
- 年上にはちょっとした相談をしていい
「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」要約まとめ
話しかけたくなる印象を身につける方法は、才能や気質ではなく誰でも行えるものばかりでしたね。
また「なぜか話しかけたくなる人ならない人」では、話しかけたくなる人にある最大の特徴として「自分が話しかけること」が述べられています。
話しかけられるのを待つより、自分から人へ話しかけている様子が話しかけやすい印象を周りに与えるのですね!
それでは最後に、書籍「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」の要約まとめです。
- 出会いが増える
- 情報が増える
- 仲間が増える
- 居場所が増える
- 誤解されにくくなる
- 仕事の評価が良くなる
- 自己肯定感が高まる
- 話しかけないでほしい印象を与えている
- なんだか怖そうな印象を与えている
- 感情力
- 丁寧力
- 肯定力
- 服装、ファッションのポイント
- 同世代で固まるのは控える
- 人によって態度を変えない
- 年下からも教わるようにする
- 年上にはちょっとした相談を入れていい
今回は話しかけたくなる印象を身につけられる書籍「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」の要約まとめでした!
最後までお読み頂きありがとうございました!