【繊細さんの本】5人に1人は生まれつき繊細な脳(HSP)

「繊細さんの本」について

カウンセラー武田友紀さん著作「繊細さんの本」の内容について,

本書は,繊細な人を認識し,許容していこうとする「新たな価値提供の本」です。

対人関係において,かなり繊細な傾向がある人は「HSP」(Highly Sensitive Person)と心理学的に呼ばれます。(直訳:高度に敏感な人々)

「HSP」をもつ人は5人に1人いるとされ,性格や気質ではなく,生まれつきとしてHSPの脳を持つとされます。


「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる
「繊細さん」の本

本書における繊細せんさいさん』は,こうした高度な敏感さを生まれ持った(HSPの傾向がある)人のことを指しています。

『繊細さん』は,周りの人への気遣いや人間関係がとにかく敏感です。

この記事では書籍「繊細の本」を要約した内容を挙げています。
少しでも参考になれば幸いです。

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自分は『繊細さん』??(チェック)

自分が「繊細さん」かチェックしよう

多くの場合,繊細な人は「自分は繊細な人だ」という認識が低くなりがちなので,まず『繊細さん』かどうかをチェックしてみましょう

  1. 人といると疲れる
  2. 他人の雑さが気になる
  3. 機嫌が悪い人がいると苦しい

このような特徴に当てはまる人は『繊細さん』の傾向にあります。

冒頭にもありましたが,繊細かどうかは性格や気質によって決まるものではなく,生まれつき5人に1人はいる脳のメカニズムによるものです。

また,『繊細さん』ではない人のことを「非繊細さん」(5人に4人いる)と本書で呼ばれていますが,こちらも生まれつきによるものです。

つまり,この世界は5人に1人の『繊細さん』と5人に4人の「非繊細さん」が共存していることになります。

そのことをまず許容していくことが本書内容の第一の主張です。

参照:「繊細さん」の本

自分がどちらかを自覚する

自分が「繊細さん」か「非繊細さん」のどちらであるかを自覚しよう

人間関係において,多くの場合は「他人を自分のように思う」傾向があります。

そこで,『繊細さん』と「非繊細さん」は互いの存在を理解することで,互いにストレスを軽減することができます。

『繊細さん』が相手に対して「なぜこの人はこんなことを言うのだろう」と思ったとき,「あ,この人は『非繊細さん』かも」と認識することで自分自身への安心感に繋がります。

『繊細さん』は自分を解放してみよう

繊細さんは自分を解放しましょう

『繊細さん』の陥りがちな考え方から自分を解放する方法です。

  1. 誘いや頼み事を断っていい
  2. 苦手な人やモノを嫌っていい
  3. 相手がなぜ機嫌が悪いかを確認していい
  4. 困ってそうな人を助けるときは,いったん待つ
  5. ちょっとしたことでも頼っていい
  6. めんどうな人やコトから逃げていい

1.誘いや頼み事を断っていい

『繊細さん』は誘いを受けたりお願いをされたとき,「出来なくはないかな」と思って引き受けてしまいがちです。

このとき,「断ったら嫌われてしまう」「空気を読めない人と思われる」と思ってしまいます。

ここでポイントは,

(自分の)素を出すことを考えることです。

『繊細さん』は,「人前で笑顔でいなきゃいけない,良い人でいなきゃいけない」という傾向が強くあります。

そのため,「良い人でいよう」と思って良い人のままでいると,自分の周りには頼み事を断らない人を求める人がどんどん集まってきてしまいます。

そのような事態を避けるべく,自分の素を出して嫌なことは断るように自分を変えていきましょう。

すると,自分の周り(人間関係)は「それでもあなたに好意的な関心がある人」だけ残っていきます

つまり,自分の素を出すことは,人間関係が適切な形に入れ替わるようになっていくのです。

2.苦手な人やモノを嫌っていい

「誰とでも仲良くしなさい」と親や先生から言われたことを,心のどこかで意識しているのが『繊細さん』。

「あの人は,どこか苦手かも・・・」といった「嫌いの感覚」は大切で,これは当事者の防衛本能の働きとみられます。

しかし,『繊細さん』は自分が苦手と思う人に対して,苦手と思っていることを隠そうとするので,普段よりも笑顔を作ってしまうといった傾向があります。

相手が苦手かどうかは,自分が相手に感じた第一印象を信じましょう。

その感覚はとても大切です。

3.相手がなぜ機嫌が悪いかを確認していい

『繊細さん』は人を察知する能力が高いですが,ときには相手を誤解してしまうケースもあります。

たとえば,相手の機嫌が良くないとき,察しすぎて「もしかしたら自分のせいかも?」と思ってしまいます。

そうしたときは,相手にちょっと声をかけてみたりして,相手のことを確認しましょう。

(例)

  •  「なにかありましたか?」
  •  「あ,私がいれたコーヒー少し濃かったですか?」
  •  「どうかなさいましたか?」

思い詰めないように,「自分のせいではないことを確認」してみて,悩みから解放しましょう。

4.困ってそうな人を助けるときは,ひとまず待つ

『繊細さん』は,相手から頼まれていないのに助けに入ろうとする傾向があります。

問題は人助けをするとき,相手が望んだ助け方を必ずできるとは限りません

助けに入ったのに「いや,こうではない」と言われてしまうと,助ける行動は空回りに終わります。
このときショックを受けてしまうこともあるでしょう。

そうしたケースを念頭において,『繊細さん』は,困ってそうな人がいたとき助けるかどうかはひとまず待って,声もかけずに相手を見守ってみましょう。

そうしたうち,相手が助けを必要とするSOSを出していたら助けに入るようにすると良いです。

5.ちょっとしたことでも頼っていい

世の中に5人に1人いるとされる『繊細さん』は「人に頼る発想が欠けている」傾向にあります。

そこで,人に頼れるようになる3つの行動があります。

  1. 「頼る発想」を持つ
  2. 推測せず確認する
  3. 信じて任せる

「頼る発想」を持つ

「人に頼る発想」を少しずつ持てるようになると良いです。

「ちょっとお願い」と,ひとこと前に置くだけで人に頼りやすくなります。

推測せず確認する

たとえば,「あの人,課題をしっかり果たせるだろうか」といった推測だけに留まらず,「○○さん,順調そうですか?」などと,実際に確認を取ってみましょう

信じて任せる

「依頼した内容はしっかり進んでいるかな」と思っても,いちど任せたことに対して,むやみに確認を取ったり,むやみに気遣いしないようにします

6.めんどうな人やコトから離れていい

学校や職場,家族や人間関係など,つらさが限界をえそうなときははなれて良いです

※マイルールを作ると効果的

『繊細さん』は5人に1人の脳であるため,行動の半分以上は自動的に行ってしまう傾向があるようです。

そこで解決策として,「この場合はこうする」といったマイルールを作ると良いとされます。

『繊細さん』の仕事のペース

繊細さんは仕事も繊細です

一見,『繊細さん』は,仕事内容が遅いようにみられがちですが,長期的にみると「非繊細さん」より早い傾向にあります。

 『繊細さん』

仕事において,途中でもミスを修正しながら,丁寧で細かに作業を進める傾向があるので,仕事が遅くみらがちですが,最終的に完成度の高いクオリティが仕上がります

 「非繊細さん」

タスクによってもなお仕事は早くみられがちですが,荒さが目立ってしまうと,間違いを埋める作業が合わさり,最終的に『繊細さん』より時間をとってしまう傾向があります。

『繊細さん』はマルチタスクが苦手

『繊細さん』は仕事はできますが,遅く見られがちなので,スピードが求められる業務のタスクが苦手で,タスクがあるだけで意気消沈します

たとえば,「マルチタスクには優先順位をつける」とありますが,『繊細さん』は「全てのタスクが大事」と考えているので,その言葉は『繊細さん』にとって厳しい要望です。

『繊細さん』がマルチタスクに対して取る行動は,「ひとつひとつやろう」と意識することと,口に出して意見を持つことです。

『繊細さん』は仲間を見つけよう

「5人に1人しかいない」ではなくて,「5人に1人もいる」と考えましょう。

仲間を見つける方法(2種類)

  1. 見つけに行く
  2. 見つけてもらう

見つけに行く

『繊細さん』たちが好むお店や,イベントなどに行くことです。

『繊細さん』が好む場所は,『繊細さん』にとって優しい場所となります。

五感の鋭い『繊細さん』が好むということは,「良い景色」「良い匂い」「良い音楽」が提供されている可能性が高く,そうした場所は『繊細さん』が自然と集まってきます。

『繊細さん』が集まる場所

  • ヨガ教室
  • 薬膳料理のお店
  • 哲学カフェ

など,「繊細さんの本」では他にもご紹介されています。

>> 「繊細さん」の本

見つけてもらう

SNSなどで自分の好きなものを発信することです。

『繊細さん』ならではの好きなタイプが合致することがあります。

出会った『繊細さん』たちと過ごすことで気が楽になります。

おわりに

「繊細さんの本」の要約内容をご紹介しました。

カウンセラーである著者の武田友紀さんは,「人は自分のままでいられたら元気になれる」とメッセージを残してくれてあります。

この世界で生きる「繊細さん」と「非繊細さん」は,どちらも生まれつき備わったもの。
まず,そのことをお互い認識することが良い関係でいれる秘訣だと教えてくれました。

いま話題のおすすめ本「繊細さんの本」は,そうした新しい価値を優しいトーンで提供しています。

武田友紀さんによる著作

「繊細さを活かしたい」


今日も明日も「いいこと」がみつかる

「繊細さん」の幸せリスト

「自分のままで社会と関わりたい」


繊細さは幸せへのコンパス

繊細さんが「自分のまま」で生きる本