【ThinkClearly】身近な悩みをクリアに解決「要約まとめ」

「Think clearly」要約まとめのイメージ

2019年4月に出版されたロルフ・ドベリ(Rolf・Dobelli)著作「Think clearly」。

身近な悩みをクリアに解決してくれる内容の本です。

続編となる「Think smart」が登場したところ、「Think clearlyとThink smartはどっちがいいの?違いは何?」といった声があります。

この記事では、その違いを見るために「Think clearly」を先んじて要約しています。


Think clearly

 (4.3)*2020/10
【Think clearly】まとめ
  1. 自分のできる事とやりたい事を理解する
  2. 「できる事とやりたい事」以外の事には干渉しない
  3. 自分の内面に集中してやりたい事を貫く

それでは「Think clearly」の要約を見ていきましょう。

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そもそもThink clearlyとは?

Think clearlyは、自分でできる事とやりたい事をしっかり線引きして、取捨選択のルールを決めると人生はクリアになるといった内容の本です。

多くのビジネス本が「正直でいるべきだ」や「嫌でもやるしかない」と意見するのに対して、Think clearlyは「嫌なものは断ろう」「本音は出すな」と主張します。

自分に出来る事と出来ない事、やりたい事とやりたくない事の線引きに役立つ参考書と言えるでしょう。

取捨選択の決め事を作る

物事を取捨選択するとき予めルールを決めておき、そのルールで判断するように「Think clearly」は主張します。

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取捨選択をするときの決め事
  1. 簡単に頼みごとに応じない
  2. 5秒決断ルールを使う
  3. 「能力の輪」「尊厳の輪」で断る

簡単に頼みごとに応じない

簡単に頼みごとに応じてしまう理由は、人に「好かれたい願望」があるからです。

心理学とITデータを用いた研究では、人間はしっぺ返し戦略で生き残った生物だと結果が出ました。
※(しっぺ返し・・・何かをされたら仕返す)

つまり、人間らしさは「GIVE & TAKE」の関係を取ることにあり、遺伝子にもそう組み込まれているようです。

一方的に与え続けたり与えられ続けること」は、どこか機械的で人間らしさから離れていることになります。

たとえば、次の例があります。

「今度のパーティ、あなたにどうしても来て欲しいです」

このように好意を受けて誘われると、人間の性質上、断りづらく感じるのです。

「5秒決断ルール」

投資家ウォーレン・バフェットが主張した「5秒決断ルール」があります。

5秒決断ルールとは、「5秒迷ったら答えはNOだ」です。

5秒以上も悩んでしまう状態は、人間に備わる「しっぺ返し戦略」が揺らいでいるだけなのです。

逆に、5秒以内でYESが出る場合はYESとなります

「能力の輪」「尊厳の輪」で断る

2つの決め事で断り方をはっきりさせます。

2つの決め事
  1. 「能力の輪」自分の能力で出来ない事は断る
  2. 「尊厳の輪」論理より主義で断る

「能力の輪」自分が出来ないことは断る

「自分の能力で出来ないことは断る」といった決め事です。

ポイントとして、自分ができる事の「大きさ」ではなく「境界線」を持つことが大事だと著者は主張します。

「どれぐらいできるか」よりも「何ができるか」を優先的に考えると良いでしょう。

ポイント

「自分のジャンルをはっきりさせる」

「自分がやれることをやる」

「尊厳の輪」できることだがしたくないと主張する

論理より自分の主義を優先する」といった決め事です。

「自分にできることだがやりたくない」場合は、やりたくないことをしっかり主張します。

たとえば、「報酬の良い案件だが、実行することで自分らしさが失われてしまう」ことが挙げられます。

ここにお金が積まれた場合、主義(自分らしさ)もしくは論理(金)で人は揺らぎます。

もし多額の金額が支払われる場合、人は自分らしさよりもお金を選んでしまう傾向があるのです。

しかし「Think clearly」では、自分の能力でできる場合や報酬が多く支払われる場合でも、『嫌と思ったことは断る』ことを奨めています。

ポイント

「自分の能力でできることだが、やりたくない場合は断る」

罪悪感が表れそうですが、「悪魔に魂を売るな」といった言葉が古今東西にあります。

後悔や懸念が生まれることを著者は指摘していますが、「罪悪感を感じなくていい」と主張しています。


Think clearly

 (4.3)*2020/10

アウトプットにいい取捨選択

Think clearly」のアウトプットのイメージ

「Think clearly」が紹介するアウトプットにいい取捨選択のポイントです。

アウトプットにいい取捨選択
  1. 本音をさらけ出さないようにする
  2. 本音をさらすのではなく日記をつける
  3. わからないものは「わからない」と答える

本音をさらけ出さないようにする

SNSなどは本音で書き込みしやすく、感情の強いコメントが多くあります。

人間は本音をさらけ出したい傾向がありますが、著者は本音をさらけ出さないように指摘します。

なぜなら、感情は当てにならないです。

次の例があります。

Aさん「こんにちは、Bさん。(私はBさんが苦手だ。先日もSNSにそう書き込んだ)」

Bさん「こんにちは。Aさんの動画楽しみです。応援しています」

Aさん「あ、どうも。(Bさん応援してくれていたんだ。どこか勘違いしていたかも)」

AさんがBさんを苦手とする感情は、ころっと変わってしまいました。

自分の感情が判明しないままアウトプット(上例の場合SNSに書き込み)すると、取り返しのつかない事態につながることもあります。

本音をさらすのではなく、日記をつけると良い

日記をつける人のイメージ

日記をつけてみると、1ヶ月前の自分と今の自分との違いが見られます。

1ヶ月前の自分の本音を見たとき、「こんなこと口にしなくてよかった」と感じることがあるのです。

また、外で接するときの人格をつくると良いです。

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わからないものは「わからない」と答えていい

「自分が詳しくないことや興味のないことに意見するべきではない」と著者は主張します。

なぜならメリットがなく、損だからです。

たとえば、ニュースなどで自分の詳しい分野でなく興味もない情報が入ってきたとき、2通りで判断します。

人は2通りの判別、「ポジティブ」「ネガティブ」および「好き」「嫌い」でしか発言できない傾向にあるのです。

無意見や沈黙は知性を表す

自分が詳しくないことや興味のない情報に対して意見を求められたときは、「わからない」と答えたほうが良いと著者は主張します。

なぜなら、社会の情報が複雑すぎるからです。

2通りでしか判断できない人間が答えを示すことは、あまりにも安易だと著者は主張しているのです。

聞かれた質問に対して「この問題は複雑なのでわからない」とした無意見や沈黙は、知能の低さを表さず、むしろ知性を表す回答なのです。

インプットにいい取捨選択

「Think clearly」が紹介するインプットのイメージ

「Think clearly」が紹介するインプットにいい取捨選択のポイントです。

インプットにいい取捨選択
  1. 情報収集をしすぎてはいけない
  2. 信頼できる人とだけ付き合う
  3. 良い本は繰り返し読む

情報収集をしすぎてはいけない

作家シオドア・スタージョンの主張があります。

「すべての読み物の90%はゴミだ」

アプリなどによるニュース配信が普及した現代では、多くの人が不必要な情報収集を過剰にしていると著者は主張します。

ニュースはたくさん見たほうがいいんじゃないの?

インプットするニュースの量は制限し、自分が読むべきものかどうかを精査することを「Think clearly」はすすめています。

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信頼できる人とだけ付き合う

信頼できる人とコミュニケーションする人のイメージ

好感と信頼が大事だと「Think clearly」は主張します。

豆コラム

「Think cleary」の著者は年に一回、付き合いをやめる人の名前を紙に書いて投げ捨てるそうです。

著者いわく、スッキリするのだそうです。

良い本は繰り返し読む

良い本は2回読むと、理解度が3%~30%に上がります。

大きすぎる夢を持たないようにする

「Think clearly」著者の大きな主張があります。

「あなたに世界は変えられない。なぜなら、偉人ですら世界を変えたわけではないのだ」

続けて著者は主張します。

「スティーブ・ジョブズがいなかったらiPhoneは本当になかったか。また、ビル・ゲイツがいなかったらWindowsは本当になかったのか」

そして著者は言います。

「多くの競合他社がOSやデバイスを必要だと考えていた。そのなかで、あくまでもジョブズの会社が先んじて社会に普及させたにすぎない。人間は偶然と偶然の衝突にさらされて、その勝利者を崇めすぎているのではないか。スティーブ・ジョブズがいなくてもiPhoneはあったのだ」

つまり、先駆者は偶然に現れただけであるため、「世界を変える」といったことは思わなくていいのです。

(ジョブズの秘話は他にもあります)

勝つことより負けないこと

勝つことより負けないことが大事だと著者の主張があります。

たとえば、航空パイロットは、早く飛ぶことより安全第一を心掛けます。

また、プロテニスプレイヤーは相手のミスを誘うようにプレーします。

何を手に入れるかより何を避けるか

人は行動してリターンを得るアップサイド(報酬や人気が上がるなど)にはすぐ慣れますが、その逆を意味するダウンサイドには慣れることはないと著者は主張します。

ダウンサイド(ストレスにさらされ続けることや何かの依存症)に陥ると、長期間にかけて負荷がかかりやすく、時間が解決することに期待できません。

つまり、人間は辛いことには慣れないため、辛いものを避ける戦略が必要だと著者は主張します。

世界を変えたいのか、人生を変えたいのか

著者の主張があります。

「世界のことに対して気に病む必要はない」

著者の主張は続きます。

「たいていのボランティアは意味がない。君がボランティアをするのは君自身が納得したいからだ。運び作業なら君がやるより、力持ちの人に報酬を渡して頼んだほうがずっと効率がいい。だから、君は君の人生を全うするのだ。世界に貧困がはびこっているのはたしかだ。しかし、人は世界の悲しみをすべて悲しめない。だから君がやることはひとつ、自分の中で物事を線引きして、自身がやるべきことだけに集中するのだ。外部のことを気にするから混乱する生活を送ってしまうのだ」

参照:「Think clearly」

「自分の中で物事をはっきり線引きしてクリアにしていき、自分がやるべきことを果たすことが、何事においても最も効率良い方法である」

これが著者の示唆にあたります。

【まとめ】

「Think clearly」の要約まとめです。

【Think clearly】全容まとめ
  1. 自分のできる事とやりたい事を理解する
  2. 「できる事とやりたい事」以外の事には干渉しない
  3. 自分の内面に集中してやりたい事を貫く

(青字タップで項目へ)

  1. 簡単に頼みごとに応じない
  2. 5秒決断ルールを使う
  3. 「能力の輪」「尊厳の輪」で断る
  1. 本音をさらけ出さないようにする
  2. 本音をさらすのではなく日記をつける
  3. わからないものは「わからない」と答える
  1. 情報収集をしすぎてはいけない
  2. 信頼できる人とだけ付き合う
  3. 良い本は繰り返し読む

選りすぐりの内容から一部をピックアップしました。

役立つ情報はありましたか?

内容の一部を紹介しましたが、全52原則はすべて「Think clearly」にあります。

身近な悩みをクリアに解決