【嫌われる勇気】貢献する感覚が幸せをもたらす『アドラー心理学』要約まとめ

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書籍「嫌われる勇気」の要約まとめ

全国200万部、世界440万部を突破した書籍「嫌われる勇気」。
(著者:岸見一郎、古賀史健)

アドラー心理学への入門とも言われ、対話形式による文型の読みやすさが定評です。

アドラー心理学とは

心理学者アルフレッド・アドラーによる、「現代人を幸福にする」と評される心理学です。

「嫌われる勇気」が好評である理由は、多くの人が抱える次のような疑問を解消しているからです。

「人は変われるだろうか?」
「世界は複雑じゃないの?」
「誰もが幸福ってありえるの?」

こうした万人が抱える疑問についての解説が読者を惹きつける理由だといえるでしょうね。
(もちろん読みやすさや共感のしやすさもあります)

» 嫌われる勇気
 (4.5)*(2021/2)

それでは、「嫌われる勇気」のポイント「幸福に生きるための考え方」を見ていきましょう。

「幸福に生きるための考え方」はたったの3つです。

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【嫌われる勇気】「人は変われる」

「嫌われる勇気」における要約ポイント「人は変われるについて」のイメージ

「嫌われる勇気」が「人は変われる」と主張する根拠を2つ挙げます。

人は変われる理由
  1. 「人はトラウマ、怒り、劣等感を道具として利用しているから」
  2. 「怒りはコントロールできるから」

(これらを使ってしまう理由は、「自分を演出するため」や「言い訳を正当化するため」などが挙げられます)

つまり、「自分が都合よく利用しているものは自身で変えられる」と主張しているのですね。

人はトラウマや怒り、劣等感を道具として利用している

トラウマを道具として利用してしまった人のイメージ

人はトラウマや怒り、劣等感を道具として利用している」とアドラーは主張します。

たとえば、赤面症を抱える人との会話です。

赤面症の人
赤面症の人

「すぐ緊張して顔が赤くなるので、好きな人に思いを伝えられない」

アドラー
アドラー

「それは赤面症を理由にして、思いを伝えられない状態を自分で作っているだけなのだよ」

「ヒトはコンプレックスを言い訳にして、行動しない理由を作る傾向がある」と、アドラーは主張しています。

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「怒り」はコントロールできる

その1「飲食店の例」

飲食店でクレームが起こるイメージ

飲食店で利用者のシャツに水がかかってしまったとき、怒りをコントロールする例があります。

客

シャツに水がかかった。どうしてくれるのだ。弁償だ。

アドラー
アドラー

今あなたは怒っていますが、怒りはコントロールできないものでしょうか?

客

怒りはコントロールできないでしょう。
こうして私は口に出して怒っているのだ。

アドラー
アドラー

では、あなたがナイフを持っていたらその店員を刺していましたか?

客

いや・・・。ナイフで刺すまでは行わないかな。

アドラー
アドラー

怒りをコントロール出来ているではありませんか。

その2「電話の例」

怒りをコントロールした電話の例

大喧嘩おおげんかの途中で相手と別れた後、家の電話が鳴りました。

てっきり喧嘩相手だと思い、怒りの態度で電話に出ます。
しかし、電話先の相手は別の人物でした。

このとき、とっさに声のトーンを落ち着かせて、電話の対応をしました——。

これらの例から、怒りはコントロールできると「嫌われる勇気」は主張しているのです。

ポイント

「自分が都合よく利用している部分を自身で変える」ことによって「人は変われる」
このことを「嫌われる勇気」は主張しています。

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【嫌われる勇気】「世界はシンプル」

アドラー心理学による書籍「嫌われる勇気」における要約ポイント「世界はシンプルについて」のイメージ

「嫌われる勇気」が「世界はシンプル」と主張する理由は次の3つが挙げられます。

世界はシンプルな理由「全ての悩みは対人関係」

世界はシンプルな理由「全ての悩みは対人関係」

「嫌われる勇気」では、対人関係における悩みのポイントが「自分の事と人の事を分けること」にあると主張しています。

自分の行動結果が、「自分のためになるか」「人のためになるか」を区別してアクションするように指摘しています。

また、人のパーソナルスペースに土足で入るのは良くないことがアドラーの主張にあります。

世界はシンプルな理由「褒められようとしてはいけない」

心理学者アドラーの書籍「嫌われる勇気」における要約ポイント「褒められようとすることはよくない」のイメージ

「嫌われる勇気」では、禁止事項があります。

禁止事項(1)限度がすぎる競争は良くない

「嫌われる勇気」は、限度がすぎる競争に注意しています。

競争をしすぎると、相手が仲間でなくなってしまうケースが考えられるのです。

「競って勝たないと、自分にはまるで価値がない」。そのようなことは思わなくて良い。

参照:「嫌われる勇気」心理学者アルフレッド・アドラー

禁止事項(2)褒められようとすること

「出来たら褒める」「出来なかったら褒めない」といった賞罰教育は、褒められないと何もしない精神を生んでしまいます。

「近所の掃除をしていたが、誰からも褒められないのでやめた」といった、褒めてくれるから何かをする考え方は、自分の行動を他人に決めさせていることになります。

つまり、自由な状態でなくなるので褒められようとしなくて良いのです。

禁止事項(3)褒めること

褒めることは能力の上の人間が、下の人間に行う評価とされます。そもそも能力の上の人間が、下の人間に対しても行うものではありません。

褒めることは相手に対して、「自分はそのヒトより下なんだ」と潜在的に思わせる行為となるのです。

感謝する横の関係を築く

人と人がお互いに感謝をして分かち合うイメージ

人間関係において、相手を褒めることは縦の関係を生んでしまいます。
そこでアドラーは、縦の関係ではなく横の関係を築くことを推奨しています。

縦の関係が「褒めること」に対して、横の関係は「感謝すること」です。

  • 褒める →縦の関係
  • 感謝する→横の関係

「褒める」から「感謝する」へ変えることによって、誰かの評価で自分の行動が規制されない自由な状態になります。

つまり、「褒めてくれるから行動する」「行動してくれたから褒める」といった縦の関係から解放されるのです。

» 嫌われる勇気
 (4.5)*(2020/11)

世界はシンプルな理由「たいていが自分の課題ではない」

「嫌われる勇気」では、「嫌われるのはイヤだ」と思う人にアドバイスしている箇所があります。

「自分の行動で相手が嫌うかは、自分が決められることではない」

参照:「嫌われる勇気」

たとえば大食いをしている場合、「ものすごく食べるね」と見る人もいれば、「ご飯にがっついて可愛い」と見る人もいます。
これは自分がどう見られようと相手側の問題なので、自分の課題ではないことになるのです。

このように、自分の課題か相手側の課題かを判別すると、自分の課題だけに集中すれば良いことに気がつきます。そして、自分の課題だけに集中することが「世界はシンプル」な理由に挙げられているのです。

【嫌われる勇気】「誰もが幸福になれる」

アドラー心理学による書籍「嫌われる勇気」における要約ポイント「誰もが幸福になれるについて」のイメージ

「嫌われる勇気」では心理学者アルフレッド・アドラーを参照して、幸福とは「共同体感覚を持つこと」だと主張しています。
共同体感覚とは、「他の人に貢献できている感覚」のことです。

誰もが幸福になれる理由は、他の人に貢献できている感覚を誰もが持てることにあります。

他の人に貢献している「共同体感覚」が幸せ

「嫌われる勇気」での共同体感覚のイメージ

心理学者アルフレッド・アドラーによると、幸せは共同体感覚によって得られると主張しています。

たとえばお金持ちの人であっても、幸せであるかどうかは「他者に貢献できている感覚の有無」によるのです。

「自己受容」

自己受容をするとは、自分自身の良い所と良くないと思う所を、そのまま受け入れることです。出来ない所から受け入れると良いでしょう。

ありのままの自分を受け入れると、「自分は〜が出来ないからどう対応をしようか」といった考えができるようになります。

また、自己受容は自分の「行為」よりも、自分の「存在」を自己受容することが望ましいとされます。

自己受容の種類

○存在の自己受容
自分が家庭にいることで、家族は幸せだと思ってくれるだろう。

×行為の自己受容
家族を養うために自分はお金だけ稼げばいいだろう…。

「他者信頼」

他者貢献するには、他者を信頼して「仲間」と思うことが大切です。
見返りを求めるのではなく、無条件で他者を信頼することです。

信頼と信用の違い

信頼しんらい:無条件で信じること

信用しんよう:条件付きで信じること

たとえば、道端で困っている人を手助けする行動は、無条件の「信頼」によって成り立っていることになります。

相手はこちらが「信頼しているか」「信頼していないか」をみている。それなら、まず信頼することだ。

相手が裏切るか裏切らないかは相手側の問題で、自分の問題ではない。

参照:「嫌われる勇気」心理学者アルフレッド・アドラー

他者信頼ができると、次に「他者貢献」ができるようになります。

「他者貢献」

心理学者アルフレッド・アドラーによると、他者に貢献することは自分自身に幸せをもたらします。

アドラーは「他者に貢献している感覚さえあれば、そのとき、人生の幸福にたどり着いている」と主張しているのです。

これが「アドラーの心理学を学んだとき誰もが幸せになれる」と言われる由縁です。

【嫌われる勇気】要約まとめ

多くのアドラー本では、「アドラー心理学を学んだとき誰もが幸せになれる」と紹介されています。
その理由は、共同体感覚を指していることが分かりましたね。

それでは最後に、「嫌われる勇気」の要約箇所をまとめます。

幸福に生きるための考え方 
  1. 人は変われること
  2. 世界はシンプルなこと
  3. 誰もが幸福になれること
  1. 「人はトラウマ、怒り、劣等感を道具として利用している」
  2. 「怒りはコントロールできる」
  1. 全ての悩みは対人関係
  2. (褒められようとしてはいけない)
  3. たいていが自分の課題ではない

共同体感覚が幸福であるため、貢献する感覚によって誰もが幸福になれる。

  1. 自己受容
  2. 他者信頼
  3. 他者貢献

アドラー心理学が活用された書籍「嫌われる勇気」でした。

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