【心理学まとめ】簡易うつ診断|絶望→希望への4段階|心の栄養ストローク

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人間の行動から心の働きを研究する学問、心理学。

今回は簡易的に心理学の知見があったので簡単にまとめました。

眠れなくなるほど面白い 心理学の話

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うつ症状の度合いが分かる「CES-D診断」

うつ症状の度合いが分かる「CES-D診断」のイメージ

うつ症状の度合いが分かる「CES-D診断」について3分で解説します。

CES-D
Center for Epidemiologic Studies – Depression scale )

CES-D(セスデー)とは「うつ症状」の度合いを診断するテストのことです。

質問項目は20と比較的少ないため、気力が低下した状態でも行える心理検査と言われています。

うつ病は自覚できない場合があるため、職場や学校、治療の場でも早期にCES-Dは行われています。

「CES-D」の診断項目について

CES-Dの全20項目は次のように構成されています。

  • 16のネガティブ項目:うつ気分・身体症状・対人関係
  • 4つのポジティブ項目:ポジティブ気分

下のボックスをタップすると質問項目が表示されます。気になる方は試して見て下さいね。

CES-Dの質問項目は4段階で回答します。

  • 0点:NO(1日未満)
  • 1点:どちらかと言えばNO(1~2日)
  • 2点:どちらかと言えばYES(3〜4日)
  • 3点:YES(5~7日)
No質問項目点数
1普段はなんでもないことがわずらわしい。0123
2食べたくない。食欲が落ちた。0123
3家族や友達から励ましてもらっても気が晴れない。0123
4他の人と同じ程度には能力があると思う。0123
5何かに集中できない。0123
6憂鬱だ。0123
7何をするのにも億劫だ。面倒だ。0123
8これから先のことについて積極的に考えることができる。0123
9過去のことについて、くよくよ考える。0123
10何か恐ろしい気持ちがする。0123
11熟睡できない。0123
12生活について不満なく過ごせる。0123
13いつもより無口になっている気がする0123
14ひとりぼっちで寂しい。0123
15皆がよそよそしいと思う。0123
16毎日が楽しい。0123
17急に泣き出すことがある。0123
18哀しいと感じる。0123
19皆が自分を嫌っていると感じる。0123
20仕事が手につかない。0123

全体の1/4以上が「YES」または「どちらかといえばYES」だと「うつ状態」であると考えられています。(点数だと16点以上です)

一つ補足すると、CES-Dの結果のみで診療や治療を行ったりはしません。

この心理検査は、被験者を客観的に評価して、療法を開始するときの参考とするものです。

なお、CES-D診断の精度は70%~90%とされています。

参照①:https://cocoromi-cl.jp/knowledge/other/psychological-test/ces-d/
②:https://rehab-idea.com/cesd/#CES-D-5

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人が絶望したときに経る4つの段階

人が絶望したときに経る4つの段階を表すイメージ

人は死や大病、または大切な何かを失うなどで大きなショックを受けた時、大まかに4つの段階を経ると言われています。

1段階目「否認」

現実を否定してしまう段階です。

(例)

「私が病気なんてウソだ・・・!」
「あの人が別れたいなんて何かの間違いよ・・・!」

2段階目「怒り」

何かに対して怒りが働く段階です。

(例)

「なぜ私だけが病にかかるのだ・・・!」
「私と別れるなんてヒドイ・・・!」

3段階目「あきらめと受容」

素直に事実を受け入れる段階です。

(例)

「こうなったらもう仕方ないんだな・・・」
「もうあの人は去っていくんだわ・・・」

こちらの3段階目に達すると、1段階目の「否認」や2段階目の「怒り」で感じた強い感情を捨てられている状態です。

なお、ここで言われる「あきらめ(諦め)」は、前向きに諦めることを指しています。

3段階目の「あきらめ」に至るまでには、苦労を伴うことがありますが、とにかく早めに2段階目の「怒り」まで行ってしまうことがポイントとして挙げられます。

あとは気分転換をしながら、気を落ち着かせていくことが3段階目の「あきらめと受容」に到達できるポイントです。

4段階目「希望」

これまでの全ての段階「否認」「怒り」「あきらめと受容」を経た上で、その世界に希望を持つ段階です。

すべてを認めて受け入れることで、初めて希望と行動が生まれてきます。

(例)

「よし、最後にやれるだけのことをしておこう…!」
「よし、次の恋を見つけよう・・・!」

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人の最大の目的は「ストローク」を得ること

人の最大の目的は「ストローク」を得ること

心理学では「ストローク」という考え方があります。

ストロークとは、人への働きかけのことを指します。(「話しかける」「ほめる」「触れる」など)

ストロークは「心の栄養」といわれ、食事や水と同じくらい人間にとって必要な要素です。
これがないと人は生きていけません。

つまり、ストロークを得る事こそが人の最大の目的と言われています。

ストロークには、「プラスのストローク」と「マイナスのストローク」の2種類があります。

  • 「プラスのストローク」
    →「笑顔を向ける」「ほめる」「抱きしめる」など、相手をプラスの気持ちにさせる行為を指します。
  • 「マイナスのストローク」
    →「怒る」「叩く」「暴言」など、相手をマイナスの気持ちにさせる行為を指します。

ここでポイントは、「マイナスのストローク」であっても人はそれを得ようとしてしまうことです。

もちろん「プラスのストローク」を得ることに越したことはありませんが、それだけとは限りません。

人間にとって、孤独や無視されることほど辛いことはないため、たとえ得られるストロークがマイナスであっても、「何もないよりはマシだ」と考えるのです。

例えば、「相手からプラスのストロークが欲しい」と思っていても、「相手からプラスのストロークを得られない」と事前に察知していた場合です。

この場合、相手の前で自虐したり、あえて嫌われる行動を取ることで、相手から「嫌われる」「怖れられる」といった「マイナスのストローク」を求めようとするのです。

露出狂やストーカーの行動は、「マイナスのストローク」を得ようとしています。
このように、行動心理学や犯罪心理学においても、ストロークの考え方は活用されているのです。

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自己評価が分かる「認知的斉合性理論」

自己評価が分かる「認知的斉合性理論」

次は、心理学者ドイチェとソロモンが提唱した「認知的斉合性理論」について解説します。

人は不均衡が発生すると、その不均衡を回復しようとする機能を持ちます。
これが人間の認知の面にも当てはまることから認知的斉合性理論」と呼ばれることになりました。

例えば、次の例が挙げられます。

  • 自己評価の高い人は、自分を良く評価する人を好む傾向にある
    (例)「キミってステキだね」→「嬉しい」
  • 自己評価の低い人は、自分を悪く評価する人を好む傾向にある
    (例)「お前ってダメだな〜」→「嬉しい」

これは、どちらも「相手が自己イメージと同じことを言ってくれている」と感じるため、「自分のことを分かってくれてる」と思うからです。

一方で、自己評価の高い人に悪い評価をすると悪い印象を与え、自己評価の低い人に良い評価をしても悪い印象を与えることがあるので注意が必要です。

自己評価が良いかどうかが分かる

自分のことを良く評価してくれる人を好む人は、自分に自信がある人で、誉め言葉を素直に喜ぶことができます。

自分を良く評価する人を好むのは良いことです!

逆に、自分のことを悪く評価する人を好む人は、自分に自信がない可能性があります。
そのため、悪く言われることで「自分のことを分かってくれている」と感じてしまい、つい相手を信頼してしまう傾向を持つのです。

もし、自分を悪く評価する人を好む傾向にある人は、ときには誉め言葉を素直に喜んでみてください。
重要なのはどんなに小さくても自分や周囲をプラスに受け入れることです。そこから全ては始まっていきます。

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生理的覚醒による優勢反応の強化

生理的覚醒による優勢反応の強化

生理的覚醒とは、簡単にいうと「気合い」を入れる事です。

優勢反応とは、文字通り優勢な反応を指します。(他より勢いが勝っている反応)

例えば、「遊びにいきたい!」と思ったときに「でも勉強しないと・・・」と思ったなら、「遊びにいきたい!」が優勢反応となります。

また、「掃除しないといけない!」と思ったときに「でもめんどくさい・・・」と思ったなら、「でもめんどくさい・・・」が優勢反応となります。

つまり、強い気持ちが優勢反応と言えるのです。

すなわち、先ほどの見出しタイトル「生理的覚醒による優勢反応の強化」とは、「気合を入れると強い方の気持ちがより強まる」となります。

好きなものはより好きになり、イヤなものはよりイヤになります。

何かをするときに気合いを入れる人は多いです。
例えば、「遊びにいく」と行動するとき、心の底で望んでいると「よし遊びにいくぞ!」となりますが、あまり望んでいないと「やっぱり、部屋のお掃除しよっと」となってしまいます。

こうした傾向が人にあることから、週明けにメンタルクリニックに行く人も多く見られます。

「休み明けだし頑張らないと・・・!」と気合いを入れることで、かえって行きたくない気持ちが強まり、自分でストレスを作っている可能性があるからです。

「会社や学校に行きたくないかも」と思ったときは、決して気合いを入れず、「とりあえず電車にだけ乗ってみよう」「とりあえず友達と話してみよう」といったことをサラッと考えてみると良いでしょう。

心の中で「めんどうだ」と思う気持ちが優勢なら、気合いを入れることは逆効果を生んでしまうのですからね。

思い詰めたり焦っても、良い結果を生むとは限らないので、力を抜いてできることだけを始める考え方が健全なのです。